トロロッソ・ホンダ、テスト2日目も順調「この勢いを続けていく」
公式テスト2日目に82周を走り切ったトロロッソ・ホンダ。小さなトラブルこそ発生したものの、パワーユニットはスムーズに回り続けている。

スペインのカタルニア・サーキットで行われたF1公式テスト。その2日目は低い気温と濡れた路面という悪条件に見舞われたものの、トロロッソ・ホンダは順調に走行。ピエール・ガスリーのドライビングにより、82周を走破した。前日の93周には及ばなかったものの、全体で4番目となる走行距離だった。
この日のテストについて、ホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治氏は、チームのリリースに次のようにコメントを発表している。
「朝から終日気温が低い中でのテスト2日目となり、マシンにとっては厳しいコンディションでの走行でした」
そう田辺氏は語る。
「テストプログラムを消化しながら、まずまずの周回数を達成することができました」
「チームはセッティングや基本的な空力のデータ収集などを行いました。一方パワーユニット側では初日に続き機能確認を中心にプログラムを進めました」
「寒さは理想的ではありませんが、問題が発生することなく82周を走れたことは、昨日からの勢いを維持する良い形でした。残り2日間もこれを続けていきたいと考えています」
一方、トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーも、車体側に小さなトラブルが発生したことは認めつつも、「さらに前進できる」と今後に期待を寄せる。
「午後にはシャシーに関連する小さな問題があり、少し遅れをとってしまった。特別なことは何もしなかったが、解決に少し時間を要してしまった」
そうキーは語る。
「一方でパワーユニットは今日もとてもスムーズに機能していた」
「今日はテスト項目の中でも最も重要視しているモノを幾つか試すことができ、マシンの挙動についての学習も進んだ。これにより、セットアップの方向性や、今後のテストで試すことができることが分かり、さらに前進できると思う」
「今は走行距離を伸ばすことが最優先事項であり、現時点ではあまりパフォーマンスレベルに重きを置いていない。来週のテストで細部を詰めることができるよう、引き続き取り組んでいく」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | Barcelona February testing |
ロケーション | サーキット・デ・カタルニア |
ドライバー | ピエール ガスリー |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |