トロロッソ、引き続き2種類のパッケージを使用
トロロッソは2種類のパッケージを持ち込んでテストしているが、結論が出ないため、土曜日も両方を使うと決めた。









最近では成績が落ち込んでしまっているトロロッソは、以前ドイツGPに持ち込んだ新しいパッケージが機能し、本当にペースの改善につながっているのかどうかを探り続けている。
シンガポールGPの金曜日、カルロス・サインツJr.が新しい方のパッケージで、チームメイトのダニール・クビアトが従来のパッケージでそれぞれ走行し、パフォーマンスの違いを理解するためのデータを収集した。
タイムシートを見れば非常に良い結果ではあったが、チームはどちらのパッケージが正しいのか結論を出せずに苦しんでいた。そしてチームは、このまま2種類のパッケージで走らせることを決めた。
サインツは、「このことだけが今日の悪いニュースだ。というのも、どちらのパッケージも似たような結果になったからね」と話した。
「だからチームは両方のパッケージを明日も使うことを決めたんだ。週末を通して、何かを見つけられるかどうか試してみるよ」
「僕らが考えていたほど、新しいパッケージから得られるものは多くなかったし、理想的じゃない。今年多くのことを改善できたわけじゃないけど、来年はレギュレーションが変わるし、神に感謝するよ」
エアロパッケージについては不透明だが、金曜日の2回のフリー走行をいずれもトップ10内で終われたことに関してはポジティブだという。
「ここはかなり僕らに合っているサーキットで、いくらか良い面も見えたからハッピーだ」
「1周のうち多くのエリアでタイムを失ったモンツァとは違って、ここはフルスロットルで走る区間が1周の半分以下だから、僕らがタイムを失う区間も半分以下だ。そのことも含めてハッピーだよ」
「結局、僕らのダウンフォースレベルでも走れるんだ。ライバルたちはもっと速いけど、僕らは本来いるべき順位、いなければならないところに戻ってきたんだ」
明日の予選ではQ3に出場できるかどうかと質問されたサインツは、「可能性はあると思うけど、今日よりは難しいんじゃないかな」と答えた。
「明日は別にエンジンに関しては何も進歩しない。(セルジオ)ペレス(フォースインディア)や彼のチームメイトの(ニコ)ヒュルケンベルグと同じラップを走るだろうし、ホンダもペースを上げてくるだろう。ホンダは何か隠していそうだし、問題も抱えているだろう。だからQ3は難しいと思う」
「目標は達成できなかったけど、僕らがトップ10からそう遠く離れていなかったのは良いことだ」
「日曜日はクレイジーなレースになると思うよ! ここでポイントも取りたい。明日はQ3進出も可能だ。嘘はついてないけど、今日よりは難しそうだね」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | シンガポールGP |
ロケーション | シンガポール市街地コース |
ドライバー | カルロス サインツ Jr. |
チーム | アルファタウリ・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |