躍進なるか!? トロロッソ・ホンダ、ニューマシン『STR13』を正式発表
トロロッソは、ホンダPUを搭載した2018年用のニューマシンSTR13を、オフシーズンテストが始まるバルセロナで正式発表した。

トロロッソは、2018シーズンを戦うニューマシンSTR13をバルセロナで正式発表した。チームにとって、ホンダ製のパワーユニットを搭載する第1号車となる。
正式発表に先駆け、チームはミサノサーキットでフィルミングデーを活用しSTR13をシェイクダウン済み。チームの公式ツイッターでは、STR13の最初のイメージが公開されていた。
フロントサスペンションのジオメトリーなど、全体的に昨年型のSTR12によく似ているようだが、ノーズは昨年とは違って太くなっており姉妹チームのレッドブルに近い印象を抱かせる。
サイドポンツーンは、昨年型に引き続き3D形状を持つ複雑な形となっている。ただ、リヤエンドの下部の絞り込みは、STR12に比べて非常に深くなっているようだ。バージボードやフロアなどの処理は、スリットが追加されるなどかなり複雑化しているが、テストや開幕戦で大きく変わってくる可能性もある。コクピット後方上部のインダクションポッドは、他チームがハロの影響を避けるために横長にすることが多い中、トロロッソは前年のデザインを踏襲しているように見える。またそのハロには、ザウバーやフェラーリなども採用しているガーニーフラップ状のパーツが取り付けられている。
STR13のドライバーは、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーのコンビを継続。どちらも昨シーズン途中でF1デビューを飾ったものの、ルノー製PUに信頼性トラブルが続発したことで思うようにパフォーマンスを示すことができなかった。
とはいうもののハートレーは世界耐久選手権(WEC)で、ガスリーはGP2(現F2)やスーパーフォーミュラでその実力を見せつけており、心機一転フル参戦1年目となる新たなシーズンを迎える。
テスト開始直前に発表が行われたSTR13は、この後ハートレーのドライブでバルセロナでのオフシーズンテスト初日に臨むことになる。
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