トロロッソ、来季はホンダエンジン「一丸となれば、成果に繋がるはず」
ホンダとトロロッソはリリースを同時に発表し、来季からトロロッソ・ホンダとして戦うことを明らかにした。

マクラーレンとの関係解消に引き続き、ホンダはトロロッソとの来季からのパワーユニット供給契約を締結したことを明らかにした。トロロッソも同時に、ホンダとの契約締結を発表している。この契約により、トロロッソは来季、ホンダのワークスチームとして、シーズンを戦うことになるという。
トロロッソへのパワーユニット供給開始について、ホンダの八郷隆弘代表取締役社長は次のように語っている。
「トロロッソは、才能あるドライバーを数多く輩出してきた若さと勢いのあるチームで、彼らと共にチャレンジできることを、とても嬉しく思います。また、このパートナーシップの実現に向け、ご協力をいただいたリバティメディアとFIAに対して感謝を申し上げます」
「ファンの皆さまの期待に応えられるよう、トロ・ロッソと共にチーム一丸となって戦ってまいりますので、応援をよろしくお願いいたします」
またトロロッソのチーム代表であるフランツ・トストも、次のようにコメントを寄せた。
「Hondaと共にレースができることを、チーム全員がとても楽しみにしています。Hondaの創業者、本田宗一郎さんが二輪車で初めてレースの世界に入って以来、レースは常に彼らの企業文化の中心です。そのHondaと我々が一丸となってチャレンジすれば、大きな成果につながるのは間違いありません」
「HondaのF1活動には、初参戦した1964年から始まる長い歴史があり、エンジンサプライヤーとして5回のドライバーズタイトルと、6回のコンストラクターズタイトルを獲得しました。このHondaの伝統と実力をもってすれば、我々の未来は実りあるものになると確信しています」
契約期間は明示されていないが、情報によると2020年までの3年間であると考えられている。またトロロッソは、今季限りでカルロス・サインツJr.がチームを離れることも発表。サインツJr.は来季ルノーでF1参戦することになった。
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シリーズ | F1 |