ド・フェラン「ハース代表の米国人ドライバーに対する認識は間違い」

ジル・ド・フェランはギュンターが述べていた意見に反対し、アメリカ人ドライバーでも成功できると述べた。

 元インディ500の優勝者であり、チャンプカーの王者であるジル・ド・フェランは、ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーが主張する「現在F1に参入する用意のできているアメリカ人ドライバーはいない」という意見は"公平なものでない"と語った。

 ハースは将来アメリカ人ドライバーを起用したいという思いを隠していないが、シュタイナーはそれが今の最優先事項ではないと述べている。

 2017年トロロッソがシーズン途中でドライバーの再編成を行なった時、インディカー王者であるジョセフ・ニューガーデンがそのドライバー候補として挙がったが、結局ニューガーデンのF1参戦が実現することはなかった。シュタイナーはそれに対し、ニューガーデンはF1にただ飛び込んでも成功することはできないだろうと以前述べていた。

 ド・フェランはそのシュタイナーの意見に反対しており、さらにアメリカ人ドライバーの現状について語った。

「(シュタイナーに対し)公平な意見だとは言えないだろう」

「アメリカ人ドライバーにも逸材はたくさんいる。時に最近のインディカー王者(ニューガーデン)は非常に才能のあるドライバーだ」

「アメリカの若き才能たちは成長しているが、ストックカーレースなどのF1以外のレースに集中している」

「すでに引退しているが、トニー・スチュワートやジェフ・ゴードン、ジミー・ジョンソンなど、驚くような才能を発揮した人たちもいた。しかし、彼らも早々にそういうカテゴリーに行くことを選んだ。彼らについて公平に語るのは、実に難しいことだ」

「今才能を持った多くのアメリカ人ドライバーは、別のカテゴリーにいる。だからF1を目指すアメリカ人ドライバーはそれらのカテゴリーよりも少ないのだ」

「そうでなければ、私は(アレキサンダー)ロッシやニューガーデンには素晴らしい才能があると思う。他にも若き先鋭たちがアメリカにいる」

 現在のアメリカ人ドライバーにとって、ヨーロッパのカテゴリーに参戦を試みることは鬼門となっているのかとド・フェランに訊くと次のように語った。

「長年にわたり、ヨーロッパ人がアメリカに来て、またアメリカ人がヨーロッパに渡った」

「アメリカに来たある者は全く歯が立たなかったし、またその逆も然りだ。インディカーとF1は異なったレースなのだ」

「しかし私は、(ヨーロッパ人だからアメリカで失敗するということではなく)何よりも個人的な問題であると思っている。最近では(セバスチャン)ブルデーがインディカーを筆頭としたアメリカンレースで確固たるキャリアを築いているが、彼はヨーロッパのシングルシーターカテゴリー(2002年国際F3000王者となっている)でも良い成績を収めていた」

「確かにセバスチャン・ベッテルは彼を負かした(2008年にF1デビューしたブルデーだが当時同僚だったベッテルにポイントで大差をつけられた)が、キミ・ライコネンも同じように負けた。しかしそれはくだらないことだと私は思う。彼はベッテルよりも良くなかったのかもしれないが、アメリカのチャンプカーでは4度チャンピオンになった」

「他にも(ファン-パブロ)モントーヤはF1とインディカーの両レースで成功を収めたし、(ジャック)ビルヌーブはF1でタイトルを獲得した」

「このように、これは個人の問題だ。元F1王者のナイジェル(マンセル)がアメリカのCARTに参戦し、人々を驚かせるような功績を残したことも同じことが言える」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー Gil de Ferran
記事タイプ 速報ニュース