ハミルトン「アロンソが去るのは、F1にとって正しいことではない」
ルイス・ハミルトンは、フェルナンド・アロンソが”楽しくない”という理由でF1を去ってしまえば、それは正しいことではないと考えている。







マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、来季から導入予定のレギュレーションにより生み出されるマシンに満足できなかった場合、チームの競争力のレベルにかかわらず、F1に固執するつもりはないと数回にわたって語っている。彼は、現在のF1が速さよりもタイヤや燃料をマネージメントすることに主眼を置かなければならないことに、イラついているのだ。
メルセデスのルイス・ハミルトンは、アロンソが今のマシンについて感じていることに同調している。そして、アロンソがF1を離れることを選択した場合、現在のF1についての悲しい指摘であると考えている。
「僕はまだ、彼が最高のドライバーのひとりだと考えている。マクラーレンが彼に勝つことができるクルマを提供してくれることを願っている。そして、レースで彼に勝ちたい」
ハミルトンはそうスペインの新聞に対して答えた。
「もし彼が来年限りで引退してしまった場合、僕は彼とは二度と一緒にレースができないということになる。それは本当に悲しいことだ。それでもスポーツではあるが、良いショーではないだろう」
「彼ほど才能のある人間はいない。しかし彼は後方にいて、そして立ち止まっている。なぜなら、彼は再びチャンスを得ることができていないからね。それは正しいことではないよ」
現実的な脅威
ハミルトンは、アロンソのコメントは、彼がF1を離れることの深刻度について、表面的な脅威ではないと考えている。
「確かに彼は今35歳だ。十分なお金も持っているし、経験も十分だ」
「F1は今、彼を定義するものではない。彼は2度もチャンピオンになり、すでに伝説になっている。彼が引退したいと思うなら、自分自身で決めることができる。そして、最終的には彼は彼自身でチャンピオン獲得のために戦う準備をする。その機会を、彼は得ていないけどね」
「彼はこの数年間、本当によくやってきた。僕がワールドチャンピオンを獲らなければならないようなチームで下位に沈んでいたら、おそらくもっと悪いことになっていたことだろう」
「彼は本当にうまくそれに対処し、確かにものすごく成長させた。そして願わくば、チームが彼に戦うことができるマシンをもたらして欲しいね」
「僕は彼をこれからも見ていきたいし、彼と戦いたいと思う」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | フェルナンド アロンソ , ルイス ハミルトン |
執筆者 | Jonathan Noble |