









現在ポイントランキングトップのルイス・ハミルトンは、前戦ドイツGPまでに5基目のターボチャージャーとMGU-Hを使用している。
今季のレギュレーションでは、パワーユニットの各コンポーネント(ICE/内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エナジーストア、CE/コントロールエレクトロニクス)は、それぞれ年間の使用制限基数が5基までと決められている。つまり、6基目を投入した時点で上限を超えてしまうことになり、その分ペナルティが課せられることになる。
ハミルトンは正確な計画については言及しなかったものの、このペナルティをスパで受ける可能性を認識していると語った。
「我々がこのペナルティを、今週末に受けるのを承知している」
そうハミルトンは言う。
「すでに僕らは、ペナルティを受けることについて議論したよ。それた確かに影響を及ぼすだろうからね。でも、僕は全力を尽くすし、影響を最小限に抑えることもできる」
「ペナルティは、いずれ受けなければならないだろう。でも、僕はサマーブレイク前の勢いを継続させることができると思うよ」
ハミルトンは直近7レースで6勝を挙げた。ただ、今回については勝利を考えるのではなく、ダメージを最小限に食い止める必要があるということを認めた。
「勝つことについて考えれば、もちろんそれは目標だ。しかし、今回はものすごく大変だろうね。他のクルマとのギャップは、とても小さくなってきているから。僕らのクルマの進化は3年目。レッドブルは速いし、フェラーリだって同じだ」
「去年や今年の開幕前よりも、それは難しくなっている。だから、ペナルティによって受けるダメージを最小限にしたい」
ハミルトンは今シーズン初期に、多くのパワーユニット関連のペナルティに見舞われた。にもかかわらずハミルトンは、チームに対して非難する点はないと主張する。
「これはチームスポーツなんだ。だからチームと共に勝ち、そして負けることもある」
ハミルトンはそう言う。
「それは無能だったわけじゃなくて、学習経験なんだ。僕らはその問題から学んだ。そして、彼らがそのようなことを起こすことはもうないだろう」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ベルギーGP |
ロケーション | スパ・フランコルシャン |
ドライバー | ルイス ハミルトン |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Pablo Elizalde |