ハミルトン、スパでのPUペナルティは『最悪のタイミング』
ルイス・ハミルトンは、ベルギーGPでメルセデスのいつものアドバンテージが急に減少したと語り、スパでパワーユニットのペナルティを受けるという決断が彼にとって不利に働いたと考えている。







ルイス・ハミルトンのチームメイト、ニコ・ロズベルグはポールポジションからスタートするものの、メルセデスのふたりのドライバーは、特に1ラップのペースについて、予想されていたよりもはるかに苦戦している。
「僕たちはここでダントツに速いってわけじゃない」とハミルトンは語る。
「他のマシンはいくらかペースがあるように見える。気温が高いせいで、ペナルティを受けるには多分最悪のタイミングになってしまった。けどそれが現実さ」
ハミルトンは、マクラーレンのフェルナンド・アロンソの隣、グリッドの最後尾からスタートする。このふたりは今回、多くのグリッドペナルティを受けている。
チャンピオンシップのポイントリーダーであるハミルトンは、107%ルールをクリアするためにQ1をゆっくり走行した。
「僕にとっては、とても奇妙な予選だった」と彼は語る。
「今日は僕たちにとって、明日に向けてマシンが正しい状態かどうか、確認するのに本当に大切な日だった。今日はペースを示さなかったけど、クルマを良くするには重要だった」
「僕たちにはすでにベストなタイヤがわかっている。ミディアムとソフトだ。スーパーソフトはひどい。3周でタイヤが終わってしまうんだ」
ハミルトンは、日曜日の決勝でどのように道を切り拓いていくか、明確なプランは何もないと語る。
「僕らはみんなデグラデーションがとても大きくて、明日は2回か3回のピットストップが必要だろう。誰が最適なタイヤを見つけるのか、僕にはわからないけどね」
「僕たちはみんなタイヤに苦しんでいる。明日はひとりひとり追い抜いて行かなきゃいけないから、すごく簡単でクールな1日とはならないだろうね」
「3台のクルマを抜いたら、僕のリヤタイヤは終わってしまうだろう。厄介なシナリオだけど、僕らはマシンのセットアップにベストを尽くしているし、明日に向けて万全の準備をしている」
明日のプランについて尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。
「何も答えられないよ。僕が何をするか言われてないんだ。彼らも知らないんだよ!」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | ベルギーGP |
ロケーション | スパ・フランコルシャン |
ドライバー | ルイス ハミルトン |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Charles Bradley |