ハミルトン、今週行われるピレリの来季用タイヤテストを"自主的に"参加
今週ポール・リカールで2日間にわたって行われる2018年ピレリタイヤテストに、メルセデスのルイス・ハミルトンが参加する予定だ。

今週ポール・リカールで2日間にわたって開催される2018年ピレリタイヤテストに、メルセデスのルイス・ハミルトンが参加する予定だ。
ハミルトンはこれまで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとは対照的に、ピレリタイヤのテストプログラムにほとんど関心を示してこなかった。
多くのパドック内部の関係者は、今季メルセデスとタイトルマッチを繰り広げているベッテルとフェラーリが昨年で重点的にピレリタイヤのテストを行っていたため、メインドライバーがテストに参加することで大きな恩恵を受けられる可能性があるのではないかと噂している。
今週行われるテストで、ハミルトンは来季のフランスGP開催地を今季のマシンでドライブすることになる。
「今週末テストに参加するよ。これは珍しいことだ。僕はテスターじゃないからね」とハミルトン。
「テストを楽しみにしているよ。僕がこのテストに参加すると提案したんだ」
テスト初日の木曜日はハミルトンがテストを担当し、翌日の金曜日は同僚のバルテリ・ボッタスにマシンを引き継ぐ予定だ。
ピレリは2018年シーズン用のタイヤテストを全てのチームがテストに参加することができるように、厳密なテストプログラムを作成した。
メルセデスはすでにハンガリーGP後のブダペストで割り当てられたテスト日を1日消化している。それを担当したのはボッタスだった。
今シーズン中のテストは今週のポール・リカールの他に、メキシコGP後の2日間とブラジルGP後に行われる。メキシコGP後にはザウバーとフォースインディア、ブラジルGP後にはマクラーレンがそれぞれ参加予定だ。
ピレリは、締切日である9月1日に来季タイヤ構造の構想をFIAに提出し承認を得ており、次のターゲットである12月1日までにコンパウンドの方向性をまとめるべく、作業を集中させている。
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この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ルイス ハミルトン |
チーム | メルセデス |
執筆者 | Adam Cooper |