ハミルトン、ベッテルのとギャップに「信じられない」と驚き
今シーズン8勝目をあげたハミルトンは、ベッテルのドライバーズポイントの差について”信じられない”と話した。









メルセデスのルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とのポイント差は”信じられない”ものだと語った。
直近5レースで4勝を挙げているハミルトンは、ベッテルが日本GPをリタイアしたことにより、ドライバーズランキング上でのリードを59ポイントに広げた。
サマーブレイクを迎えるまでは、ハミルトンは14ポイント差でベッテルを追いかけ、ベルギー、イタリア、シンガポールと3連勝を飾り、マレーシアでも2位を獲得してきた。一方ベッテルはベルギーとイタリアで表彰台を獲得するも、マレーシアでは表彰台を逃し、シンガポールではリタイアとなっている。
ハミルトンは、「正直なところ、こんなにギャップを築けるなんて、夢を見ることしかできなかった」と語った。
「今年はフェラーリがずっと素晴らしいチャレンジをしている。でもメルセデスも並外れた仕事をしてきたし、信頼性はかなり良い状態だ」
「彼らはとても細かなところまで気を配っている。これが僕たちが良い結果を出せて、このような信頼性を得ることができている理由だ」
残り4レースでは最高で100ポイントの獲得が可能だが、ハミルトンは早ければ次戦アメリカGPで4度目のタイトルを獲得する可能性がある。
「今こういう状況にいることが信じられない」
「前回のレースみたいに、ここでセブ(ベッテルの愛称)と良いレースをしたいとワクワクしていた。でも彼は信じられないほどの不運に見舞われていた」
「今日のF1でも、信頼性に頼る部分が大きい。パフォーマンスやコース上のスピードが優れているだけではダメなんだ。チームは何年もそれを証明してきたから、今の僕たちにはしっかりとしたプラットフォームがある」
「その点については、僕たちは先頭を走っている。僕が自分の能力を発揮できるようなマシンを与えてくれたファクトリーのスタッフ全員に感謝している。まだ道のりは長い。100ポイント獲れる可能性があるし、人生ではどんなことも起こりうる。でもこういうことを続けていきたい」
またハミルトンは、当初はホイールスピンが原因で、スタートでミスしそうだと感じていたという。しかし、ベッテルが2番手につければ、レースを”かなりコントロールできる”状態になると考えていたようだ。しかし、オープニングラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がベッテルを追い抜き、その後は周回遅れにも引っかかったハミルトンをフェルスタッペンが追う展開になった。
「ペースをコントロールして、タイヤを管理しようとしていた」とハミルトンは話した。
「今週末を通して今日は最も路面温度が高かった。レースではフェラーリやレッドブルが速いというのはわかっていたから、早い段階でタイヤを労わることが重要だった」
「そうやってレース終盤を迎えた。バーチャルセーフティカーのせいでタイヤの温度が下がってしまい、温度を上げるのは簡単ではなかった。その後(フェリペ)マッサと(フェルナンド)アロンソの後ろで引っかかったしね」
「彼(フェルスタッペン)のマシンはミラーにはそれほど大きく写らなかったけど、最後の数周はとても近かった」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 第16戦日本GP |
ロケーション | 鈴鹿サーキット |
ドライバー | ルイス ハミルトン |
執筆者 | Scott Mitchell |