ハミルトン、新車W09に自信「僕たちのDNAが溶け込んだ”芸術作品”」

ハミルトンは、新マシンW09に対して昨年のマシン以上に自信を持っており、またハロに対しても前向きな印象を語った。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、2018シーズンを戦う新マシン『W09』は昨年のマシン『W08』の長所を引き継いではいるものの完全に真新しく作られたもので、昨年以上に一貫性があると自信を持っている。

 メルセデスの昨年型マシンには”プリマドンナ”というニックネームが付けられ、モナコのような曲がりくねったサーキットでは苦戦が目立っていた。

 しかしハミルトンによれば、昨シーズン表面化した弱点に取り組むために、彼自身やチームメイトのバルテリ・ボッタスが持っていた重要な意見を提供したのだという。そしてW09は彼らふたりのどちらかのドライビングスタイルに合わせられたものではないと語った。

 シルバーストンで行われたローンチイベントに出席したハミルトンは、「昨年1年を通して、僕たちふたりで開発をプッシュしてきたのがこのマシンだ」と話した。

「今日僕たちが見たものは、僕たちのドライビングのDNAが溶け込み、進化したものだ。チームにとっても幸先が良いはずだ」

「僕もちろん、(マシンは)僕のドライビングスタイルからかけ離れているものでもない」

 メルセデスの新マシンはロングホイールベースの継続をはじめ、昨年のマシンに類似した点が複数見られるが、ハミルトンは昨年のマシンが抱えていた問題を解決するために十分な変更が施されているはずだと考えており、「今年はたくさんの問題を解決できたし、本当に期待している。昨年のマシンと比べて、エアロダイナミクスの特性も変わっている」と語った。

「昨年のものからいくつか長所も引き継いでいる。でも良い順位を走ることができなかったサーキットもあったので、願わくば大多数のサーキットに適応できる妥協点を見つけたいと考えていた」

「さらにサスペンションやマシンに乗った時の問題、フロアの特性といったものは、今後かなり改善されていくことだろう」

「だけど全てが真新しいものだ。サスペンションをはじめ、あらゆるものがもう一度作り直されている」

 新車発表日にシルバーストンに到着するまで完成したマシンを目にしていなかったというハミルトンだが、チームがやり遂げた仕事には満足しているようだ。

「まるで芸術作品のようだ。これを見ているのが信じられない」

「僕がガレージに行ったら、スタッフがマシンにかけられたカバーを外してくれた。そこで僕は新しいマシンをじっと見つめていたよ。どうやって彼らはこんな仕事を成し遂げたんだ、ってね」

ハロは”新しい時代”への第一歩

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、マシンに装着されたハロをチェーンソーを使って取り外したいと述べたが、ハミルトンはよりポジティブにこの状況を捉えている。

「率直に言えば、これ(ハロ)をマシンになじませるためにチームは素晴らしい仕事をし、これほど立派なものに仕上げてくれた」

「いつかハロを搭載することになるということはわかっていたのだし、今がその時だということだ。何レースかこなせば、ここにハロがあることも忘れるだろう」

「でも今は新しい時代を迎えた。このような安全性のレベルに向かう進化や開発の第一歩だ」

「でもハロは重たくて、マシンがより重くなった。大きなマシンだけど、可能な限りスリム化されている」

 またハロの搭載によりマシン重量が重くなり、それによって問題が引き起こされ、ドライブの楽しみが減ることになるとハミルトンは警告した。

「ネガティブなことは言わないようにしている。だけどマシンは毎年重くなっている。このせいで間違いなくブレーキングゾーンに影響を与えることになるし、様々な課題があるだろう」

「言うまでもなくブレーキは常に限界だし、ここ数年の開発以上にさらにブレーキを改善させることはできない。カーボンインダストリー社のブレーキにも限界がある。だからますます課題が増える」

「これ以上マシンが重くならないことを願っている。もし来年はシートの重さとドライバーの体重を合わせると80kgになるというのなら、僕はボディビルダーになれるかもしれないね」

「過去にはもっと軽くて、機敏な動きをするマシンがあったけど、僕はそれが好きだ。オーバーテイクしやすくて、バトルの最中でも(マシンを)扱いやすい。でもその一方でマシンが重くなれば、スピードも遅くなってしまう」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース