ハロ導入でF1はどう変わる?:【その2】ドライバーに減量を強要!?

搭載が義務付けられるコックピット保護デバイス”ハロ”の登場で、2018年のF1はどう変わるのか。その影響を検証する。

 来シーズンからF1マシンに搭載が義務付けられるハロ。これを搭載し、衝撃テストに通過するためには、コクピットの構造を強化する必要がある。そのため、マシンの重量が増加することが見込まれている。

 これに伴い、来季からはドライバーの体重が非常に重要視されることとなる。今年でも何人かの長身のドライバーは、マシンの最低重量をクリアするため、減量を強いられていた。しかし今後はドライバーにはより減量することが求められ、これにより健康問題への懸念が噴出している。

「重いドライバーがいたら、チームにとってはより厳しいことになるだろう」

 フォースインディアのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンはそう語った。

「それは、ドライバーを選ぶ際に決断することだ」

「一方でチームは、より多くの開発資金を使って、マシンを軽くすることもできる。彼らには選択肢があるのだ」

 かつてF1マシンの最低重量は、今以上に軽かった。そのため、ドライバーたちは極限まで減量することを強いられた。来季は当時と同様、長身のドライバーにとっては厳しい戦いとなることは間違いない。

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、長身ドライバーのひとりである。その彼は、次のように語った。

「僕らはそれを知っているし、それについて話をしている」

 ヒュルケンベルグはそう語った。

「それは政治的な問題なんだ。最低重量を変更するためには、全チームが同意する必要がある。しかし、いくつかのチームはそれに反対している」

「背が高くて、体重が重い僕のようなドライバーにとっては、間違いなく少し不利になるだろう」

「チームはすでに、僕に対して重すぎるという問題があるかもしれないと言ってきている。そして、ダイエットできるかどうかを尋ねてきた。僕はノーと答えたよ」

 ハースのロマン・グロージャンも、次のように付け加えた。

「もし今年重量オーバーではなかったとしても、僕のマシンはすでに限界にある」

「ハロが本当に重かった場合には、それは問題になるだろう。骨を失わなければいけないかもしれないね。正直言って、僕は体重を軽くしている。もしそういう選択肢があれば、僕はもっと重くなるだろう」

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シリーズ F1
記事タイプ 分析