ハロ装着で車重増加……背の高いドライバーには不利になる!?

来季からハロの装着が義務付けられ車重が増すことで、背の高いドライバーにとっては不利になるかもしれない。

 FIAは、ハロが導入される2018年シーズンに向け、マシンの最低重量を6kg引き上げることにした。しかしハロを取り付け、これに関連する負荷テストを通過するためにシャシーを強化すると、フォースインディアは14kg車重が増加するという。

 これにより複数のチームではバラストを使う余裕が減り、その影響でドライバーにはさらなる減量が要求されることになる可能性が高い。

 かつても同様の事態が発生し、多くのドライバーは減量を余儀なくされた。現在ではマシンの最低重量が引き上げられたため、この問題は少なくなったものの、再び減量が必要となった場合、健康への影響が問題視されている。

「僕らはそれを認識していて、それについて話をしている」

 グリッド上で最も背の高いドライバーのひとりであるニコ・ヒュルケンベルグはそう語った。

「それは政治的な問題だ。そして、チームが重量を変更することに同意する必要がある。しかしいくつかのチームは変更を望んでいないので、ちょっと難しい問題になっている」

「背が高く、体重が重いドライバーである僕にとっては、間違いなく少し厳しいことになるだろう。チームはすでに、僕に対して体重が重すぎるという問題があるかもしれないと言っている。そしてダイエットできるかどうか尋ねてきているんだ。答えはノーだけどね!」

 ロマン・グロージャンも、将来同じ問題に直面する可能性があることを認めた。

「僕らのクルマは今年すでに限界にある。重量をオーバーしているわけじゃないけど」

 そうグロージャンは語る。

「ハロが本当に重い場合、それは問題になることだろう」

「僕は骨も失わなきゃいけないかもね! でも正直なところ、僕の体重は軽いから、選択肢があるのであれば太ることもできる」

 ヒュルケンベルグはまた、将来的にハロが撤廃されることを期待すると示唆した。

「ハロがF1で長く生き残っていくとは思えない。正直に言って、人々はそれが必要ないことに気付くだろう」

 フォースインディアのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンは、ハロを組み込むことは、マシンを構築する上で大きなチャレンジになっていることを示唆した。

「それは我々にとって大きなチャレンジだ。重量制限と重量配分の目標を達成してマシンをデザインするのは、現時点では大きな頭痛のタネだ」

 彼は負荷テストがハロを”ほぼ破壊すること”を恐れており、それはすべてのチームの懸念になっていると認めた。

「その検査の負荷は、ゆっくりと適用される。それを行っている間に、ほとんどハロは破壊されるだろう。最初に行う時、それはすべてのチームにとって心配だ。それは非常に大きな負荷なのだ」

Additional reporting by Lawrence Barretto

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ニコ ヒュルケンベルグ
記事タイプ 速報ニュース