ハロ、視認性はクリアも"雨よけ"問題浮上?「雨は"見えなかった"」

バルセロナ公式テストに参加したレッドブルのダニエル・リカルドは、ハロ搭載による視認性の悪化は起きなかったと述べた。

 バルセロナ公式テストに参加したレッドブルのダニエル・リカルドは、ハロ搭載による視認性の悪化は起きなかったと述べた。

 2018年からF1チームはマシンにコックピット保護システムである"ハロ"の搭載を義務付けられた。ハロを搭載したマシンを1度操縦したドライバーは、ハロからの悪影響はさほどないと語っているものの、F1関係者やファンから主にその外見に対する非難を受けている。

 また最近になって、ハロを搭載することでスタート時のグリーンランプが見えづらくなるという問題が浮上した。そのことを受け、月曜日に行われたバルセロナ公式テスト初日では数名のドライバーがスタート練習を行なっていた。そのうちのひとりであるリカルドは、ハロの視認性について何も問題がなかったと述べている。

「嘘のように聞こえるかもしれないが、ハロがあることに対し僕は気にも留めなかった」

「マシンに乗り、周囲を見渡すとハロが頭上にあることに気づくけど、トラックもちゃんと見えた」

「僕はテストの間、2台のマシンの後ろに付いて走行していたが、それも問題なかった。スタート練習の時も、さすがにスタートランプを見るのは困難になるのではないかと思っていたけど、きちんと問題なく見えた。見た目が良いものじゃないということは理解しているけど、それ以外は良いものだと思う」

 マクラーレンのフェルナンド・アロンソもハロの外見から受ける印象よりも視認性は悪くないと語り、リカルドの意見に口を揃えた。

「ハロの画像を見た時、その見た目に目線が行きがちであるが、実際にマシンに乗ってロングランに集中している時は、シャシーについているパーツに注意がいくことはない」

「コーナーに差し掛かる時、大抵左右に設置してあるセンターパイロンを見ているため、(視認性に関し)全く問題はない」

雨天時の問題

 ハロの視認性に対し数名のドライバーは肯定的な意見を述べているが、ハロによって天候の変化への対応が遅れる可能性がありそうだ。

 バルセロナ公式テスト初日で発覚したハロに関する問題として、雨天時にハロがドライバーの"雨よけ"となり、すぐさま気象の変化を感じ取ることができなかったという出来事が話題となった。

 ルノーのカルロス・サインツJr.は、今年いくつかのレースでそのような状況になる可能性があると述べ、もしレースで雨が降る可能性があれば、ドライバーはこれまでよりも注意深く天候の変化を察知する必要があると予想している。

「テストで少し雨が降り始めた時、僕はその状況を(ヘルメットの)バイザーから理解することができなかった。ハロは雨滴を僕のバイザーに当てないようにしていたんだ」

「だから本当に雨が降っていたかどうかは見ていない。グローブとシートの湿り具合で雨を感じていただけだった」

「テストで降っていたような弱い雨は、時に僕らドライバーにとって大きな妨げとなる。そういう時は、全開で攻められるのかどうかががわからなくなるため、ピットウォールと雨量を見ながら相談する必要がある」

「僕たちのバイザーは完全に乾いたのに、トラックには雨が降っていた。ちょっとした面白い光景だった」

Additional reporting by Adam Cooper, Jamie Klein and Lawrence Barretto

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー カルロス サインツ Jr. , ダニエル リカルド , フェルナンド アロンソ
記事タイプ 速報ニュース