ハース代表、予選開始時の状況に異議「チャーリーと話し合うつもり」
ハースのシュタイナー代表は、クラッシュしたグロージャンと同じく、予選を始めるべきではなかったと話した。








ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、危険なコンディションで予選を開始するべきではなかったと考えており、 FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングと話し合うつもりでいると語った。
大雨に見舞われたイタリアGPの土曜日。フリー走行3回目はセッション開始が遅れ、走行時間もわずか16分にとどまった。その後の予選ではQ1でグロージャンがストレートライン上でクラッシュを喫し、そのマシン処理と、天候と路面状況の悪化によりセッションは赤旗中断となった。
予選は約2時間半に渡って中断された。予選後に予定されていたF2のレース開始が遅れ、GP3は翌日に持ち越された。なおGP3のレース2はキャンセルが決まっている。
ハースのチーム代表であるシュタイナーに対し、もし今後も同様のコンディションになった場合にはどうするのかと、彼はmotorsport.comにこう話した。
「私にはどうすることもできない。それを決めるのはレースディレクターであり、私ではない」
「それ(予選時のコンディション)について話し合おうと思っている。満足のいく妥協案を見つけ、今日のようなことが決して起こらないようにするという、彼の仕事が非常に難しいものであることは私もわかっている」
「しかし我々はもっと良くしていかなければならない。ロマンは(クラッシュした時に)コーナーを走っていたのではないし、ドライビングの才能などとも関係ない」
「路面が非常に濡れていて、視界も悪いと多くのドライバーが話していた。予選を始めるべきではなかったと私は考えている」
予選ではケビン・マグヌッセンもQ1で敗退してしまい、ハースは2台ともQ1で姿を消したが、そのパフォーマンスについて言い訳をするつもりはないと話した。
「ロマンは自分自身に腹を立てているが、私はこの件について誰かを非難することはない」
「もし彼があのクラッシュをしなかったら、彼の後ろを走っていた誰かがクラッシュしていただろう」
「我々が走っていた位置について弁解するつもりもない。我々は成長し、生き残らなければならない。しかしこういうことが起きてしまったので、理想的な状況ではない」
「自分のやったことが結果になる。我々が行ったことは十分ではなかったし、他のチームほど良くもなかった。彼らはなんとかこの状況に対し良い対処をすることができたのだろう」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | イタリアGP |
ロケーション | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Glenn Freeman |