ハース、グティエレスのタイヤ脱落で5000ユーロの罰金
執筆: Pablo Elizalde
ハースは、レース中にグティエレスのタイヤが外れてしまった件で、5000ユーロ(約57万円)の罰金を言い渡された。






エステバン・グティエレス(ハース)は42周目、走行中に左のフロントタイヤが外れてしまったためリタイヤとなった。この時、グティエレスの前にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が走行していた。
グティエレスがこの問題を把握していなかったことをスチュワードは加味し、彼にはペナルティを科さなかった。
スチュワードは、グティエレスのマシンのタイヤ脱落を防止するシステムは認められているデザインの範囲内で機能しており、メカニカルトラブルがこの問題の主な原因であると考えている。
それにもかかわらずハースは、安全ではなかった状況でピットからマシンを出してしまったと考えており、非を認めている。
またハースは、この件に関して報告を提出するよう求められた。
スチュワードは以下のような声明を出した。
「マシンからの無線を聞き、ドライバーやチームのコメントを考えると、我々は、グティエレスがあの状態でマシンをドライブしていたことを知らなかったようだと判断した」
「メカニカルトラブルせいで、実際は正しくタイヤが取り付けられていなかったのに、しっかりと取り付けられているような状態になってしまったと考えられる」
「しかし、リムのトラブルでタイヤ脱落を防止するシステムが機能しなくなるまで、タイヤは危険な状態で取り付けられており、ターン1のブレーキングで問題が起きてしまった」
「テクニカル部門の代表の話を聞いたところ、タイヤ脱落を防止するシステムは正常に機能していた。しかし、現行のシステムやパーツの不具合のせいで、コース上でホイールが緩んでしまった。これは深刻な問題であり、アンセーフリリースにつながったと判断した」
「上記に加え、この件に関するレポートをテクニカル部門へ提出することと、今後の改善をハースには求める」
シェア
コメント
コメントを読み込む
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | エステバン グティエレス |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Pablo Elizalde |
ハース、グティエレスのタイヤ脱落で5000ユーロの罰金
シェア
コメント
Trending
2021/02/15
2021年F1ニューマシン:マクラーレンMCL35M発表会|ライブ中継
2021/02/13
フェラーリ、2021年のF1マシン『SF21』を初始動
2021/02/05
【F1動画】マクラーレン、ダニエル・リカルドのシート合わせ、その舞台裏を公開!
2021/01/29
角田裕毅|ビハインド・ザ・シーンinアブダビ
Trending 今日
スライドショー
Load audio player