








アメリカGPでは、エステバン・グティエレス(ハース)のブレーキディスクが破損してしまい、ポイントを争うチャンスが潰えてしまった。これを受けて、ブレーキメーカーのブレンボは今もなお、この原因を議論している。
何が起きたのかという明確な答えはまだ出ておらず、また、これまでバーレーンやマレーシア、日本で起きたブレーキトラブルと同じような原因でのトラブルなのかどうかもわかっていない。そして今週末、ハースは新たな計画の実行を決めた。
ハースは、新たなカーボンマテリアルを評価しており、ブレーキに多少の修正を予定している。そして、これが問題解決につながることを期待している。
チーム代表のギュンター・シュタイナーは、「この問題を解決するために、できる限りのベストを尽くすつもりだ」と話した。
「これまでとは異なるパーツをいくつか導入するが、それがどのように機能するかをまだ見てみる必要がある。もちろん、もう問題が起きないように最大限できることをしてきたし、それが役に立つことを願っている。だからここでは異なるマテリアルを使用する予定でいる。ブレンボとは異なる仕様だ」
ブレンボの専門知識を頼る必要もあり、この問題の解決策を考える際には、ブレンボを非常に信頼していたとシュタイナーは話した。
「我々は、ブレンボと共に解決策を考える必要がある」
「ブレンボ側の解決策のおかげで、我々の問題が解決したこともある。また、もし我々に問題があった場合は、どうすれば良いのかアドバイスを受けることもある」
「これまで話してきたようなやり方で、我々はやってきた。我々のプロセスに何か間違ったことがあれば、それを見つけ出さないといけない。もし何か悪いことがあれば、それを考えるためのプロセスをブレンボには示してきた」
「これ以上トラブルを抱えないためにも、今週末ブレンボは、いつもより多くの人を現場に連れてきている」
「シーズン中のブレーキ変更は難しい」
シュタイナーは、アメリカGP終了後に、チームがブレーキサプライヤーの変更を考え始めたと話したが、シーズン終了前にサプライヤーを変えることは難しいと彼は考えている。
「ブレーキマテリアルはとても複雑なので、この問題は簡単なことではない」
「だからこの件に関して、ブレンボを悪く言うことはできない。これは非常に難しいことだ」
「もし違うマテリアルに変えたら、多くの時間を要することになる。また、来年はタイヤがワイドになるので、ブレーキマテリアルも変わるだろう」
「今年中に何か違うことをするのはとても難しい。でも、残りのレースに向けて、解決策を見つけることができると確信している」
【関連ニュース】
またしてもブレーキにトラブル発生のハース。サプライヤーをブレンボから変更検討
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | メキシコGP |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | エステバン グティエレス , ロマン グロージャン |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |