ハース、今季の目標は1秒アップ「フェラーリの0.5秒以内に入りたい」
ハースF1チームは、今年は1秒速くなることを目指し、フェラーリまで0.5秒の範囲に迫りたいと目標を明かした。







ハースF1チームの今季の目標は、昨シーズンよりも1秒ペースを上げ、フェラーリの後方0.5秒以内に入ることだという。
昨シーズン、ハースを取り巻く状況はシーズンを通して劇的に変化し、最終的にはコンストラクターズランキング8位で終えた。
フェラーリ製パワーユニットを搭載し、今年F1での3シーズン目を迎える彼らは、周囲のチームとの差を縮めるためにも、より安定した基礎を築きたいと望みを抱いている。
チームオーナーのジーン・ハースは、「我々がフェラーリの技術を多く使用しているというのは秘密ではない。それを自分たちのベースとして使用したい」と話した。
「競争力を持つためにも、フェラーリの0.5秒以内に入る必要がある」
「昨年はそれができなかった。おそらく彼らから1~1.5秒遅れをとっていたと思う」
「全体的に見れば、ポールポジションを獲得したドライバーからは2秒ほど離されていた。だから我々が本当に争いに負けない力をつけるためには、タイムを1秒削る必要がある」
ランキング6位を目指して2017シーズンを戦っていたハースだが、彼らは実際に6位でシーズンを終えたルノーF1チームには10ポイント及ばなかった。
しかし2年連続でランキング8位を獲得したということは、新興チームとしてはしっかりとした結果を残せていることを表しており、自分たちのやり方によってライバルチームから敬意を得たとハースは語った。
「もしルイス・ハミルトン(メルセデス)や誰か他のドライバーの前を走っていたとしたら、我々は”この人たちは何者だ?”と思われるチームのひとつだ」
「彼らは我々のことを認識している。申し分ないことだ。この2年間、我々は生き残ってきたのだ」
「このレベルで戦うことができるということも示してきた。そしてシーズン終盤には、周囲のチームがわずかなポイントの差で6位、7位、8位となった」
「興味深い順位だ。我々よりも上の順位で終えたチームはとても満足していることだろう。なぜなら彼らにも、対処すべきライバルがいるからだ」
またハースは、チーム間の差が少なくなったことで、2017シーズンが”非常に厳しい”シーズンであったことも認めた。
「(ハースF1チームの)1年目は、複数のチームに挑むことができていたと感じている」
「2年目には、多くのチームがそれぞれ抱えている問題を解決し、突然我々よりも速くなっていたようだった」
「我々が最初にシーズンをスタートした時、トップのマシンと下位のマシンの差は4~5秒だった。それが今では3秒になっている。全員が進歩し、コース上での争いは非常にタイトになっているんだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Lawrence Barretto |