ハースのチーム代表は、アメリカGP初日はパフォーマンス不足に苦労し、マシンのポテンシャルを見出せなかったと話した。
初の母国レースを迎えたハース。初日のフリー走行はロマン・グロージャンが18番手、エステバン・グティエレスが20番手でセッションを終えた。
ハースのチーム代表ギュンター・シュタイナーは、「いくつか問題を抱えていて、今日は良い日ではなかった」と話した。
「今日はどのパフォーマンスも決まらなくて、基本的には”グレムリン”(機械に悪い悪戯をする妖精)の相手をしているだけだった。土曜日にはきちんとしたパフォーマンスを見つけたい」
セッションを通して一番の問題となったのは、マシンのリヤについている小さなウイングレットが外れてしまったことだ。そのせいで、FP2はしばらくの間走行することができなかった。
「いくつかのリヤのウイングレットが折れてしまって、それを修復しないといけなかった」
「望んでいたようなスピードもなかったので、改善する必要もあるし、FP3に向けてもっと仕事をしないといけない」
フリー走行の間に、どれほどのパーツがマシンから落ちたのかとシュタイナーに尋ねたところ、「たくさんのパーツが落ちてしまった! 3回か4回落ちたと思うが、すべて同じウイングレットだし、こうなった原因もわかっている。すでに明日に向けて修復している」と答えた。
「ただマシンからパーツが落ちてしまっただけだが、こうなるとは思っていなかった。しかしバイブレーションもあったので、ウイングレットが落ちてしまった。ターン3、4、5はダウンフォースレベルが高くて、ハイスピードで縁石を走るセクターだ」
「エンジンのマッピングの問題」でFP1終了
FP1の終盤、グティエレスもグロージャンも、同時にピットレーン出口で止まってしまい、これでセッションを終えることになった」
これについてシュタイナーは、以下のように説明した。
「1台はエンジンがストールしてしまい、もう1台もエンジンが止まってしまった。何も不思議なことじゃない。エンジンのマッピングの問題だ。アンチストールではない」
「さらに2度もギヤボックスが壊れてしまい、ピットに戻した。その後安全上の理由で、走行は終了した」