ハース「賞金差を嘆くより、なぜランク6位を逃したか考える方が大事」

参戦2年目をランク8位で終えたハースは、賞金の差よりも、なぜランキング6位に届かなかったのかを考える方が大事だと語った。

 2010年、F1には3つの新しいチームが参入した。その3チームとはロータス(後のケータハム)、ヴァージン(後のマルシャ、マノー)、ヒスパニア(後のHRT)である。これらのチームは結局、最後尾争いから抜け出すことができなかった。

 それには、ひとつ原因がある。この3チームは、F1の活動予算に上限が設定されることを前提に参戦を開始したのだった。しかしながら、予算上限は実現せず、結果として彼らはパフォーマンス面で苦しむことになった。

 一方、2016年から参戦を開始したハースは、当初から中団争いに加わることになり、ここまでの2シーズン共にランキング8位を獲得している。その理由は、彼らがフェラーリとパートナーシップを組むことができたからだ。

「参戦を開始する前、多くの人が、我々にそんなことができるはずはないと言っていた」

 シュタイナーはmotorsport.comに対してそう語った。

「彼らは、2年目のシーズンはより難しいと言っていたんだ」

「私は傲慢に振舞うことなく、『分かっているよ』と言っていたんだ。しかし、私のこれまでの人生、そしてキャリアで、そういうことを経験していた。だから、2年目に失速することを避けるように試みたんだ」

「当時の私は、それを避けることができるかどうか分からなかった。しかし我々はそうしないようにしたし、実際にそうはならなかった。我々はかなり良い仕事をしたと思う。2年目のシーズン、しかも完全に新しいレギュレーションのマシンにも対応したんだ。悪くなかったね」

 ハースは2016年の8位より良いランキングを残すために、2017年に挑んだ。しかし、ルノーやトロロッソと激しい6位争いをした結果、前述の通り前年と同じ8位に終わった。

「今季の中団争いは実に熾烈だった」

 そうシュタイナーは語った。

「我々はそこで数ポイントを失ってしまった。その間、彼らは違いを生み出したんだ」

「概して、我々はチームとして成長したし、良くなってきた。しかし来年に向けてはまだやらなきゃいけない仕事がたくさんある」

 ランキング8位だったハースは、ランキング7位のトロロッソからは6ポイント、ランキング6位のルノーからは10ポイント遅れでシーズンを終えた。

「もっと多くの結果を残せれば、それはいつもいいことだ」

 そうシュタイナーは認める。

「300万〜400万ポンド(約4億5000万〜6億円)の収入の差が違いを生み出さないなどと、誰が言えるだろうか?」

「たとえ10万ポンド(約1500万円)であっても、それが何らかの違いを生み出すことになる。だから無いよりもあった方が良いのは当然だ」

「しかし私は、お金のことよりも、我々がどうやってそれに近づき、どうしてそれを逃したのかという方を考えている」

「8位というランキングは同じだ。それはレースだし、スポーツである……勝つ時もあれば、負けることもある。数百万ポンドを失ったというのは、確かだがね」

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この記事について
シリーズ F1
チーム ハースF1チーム
記事タイプ 速報ニュース