バトン「300戦目のレースなのに!」と予選のトラフィックにぼやく
バトンは自身300戦目のグランプリを9番グリッドからスタートすることになったが、予選中のトラフィックに憤慨した













マクラーレンのジェンソン・バトンは、このマレーシアGPで自身のF1における300戦目のグランプリを迎えた。その記念すべきグランプリの予選で彼は、3度もトラフィックに引っかかってしまった。しかし、それでも彼はQ1とQ2を突破し、2台のウイリアムズを上回る9番グリッドを獲得したのだ。
「この週末を通して、良いバランスを得るのは本当に困難だった。しかし予選では、初めてこのクルマをドライブするのを楽しめたし、良いと感じたんだ」
そうバトンは語る。
「僕らは予選でそれを少しずつ削っていっただけなんだ。そして、ウイリアムズ2台の前に出ることができたのには、かなり満足している。そして、フォースインディアのすぐ後ろだしね。バランスはQ3ではあまりよくなかった。リヤが少し落ち着きがなさすぎたんだ。でも、グリッドをひとつ上げるために戦うことができて嬉しいよ」
「僕らはここから先、うまくレースをすることができると思う。それは1周目にクラッシュしないってことじゃない。僕は直近の5レースで3回も、それをやっちゃったけどね!」
トラフィックが頭痛の種
バトンは予選で、ケビン・マグヌッセン(ルノー)、エステバン・オコン(マノー)、ロマン・グロージャン(ハース)に引っかかり、無線で一連の不満をこぼした。
「ぼやいて当然だ。これは300戦目のレースなのに」とバトンは発言した。
「かなり曇っていて雨が降りそうだったから、早めにアタックに出た。でも他の人たちはゆっくり走っていてクルージング状態だった。彼らが無線で他のマシンがいることを知らされていたかどうか知らないけど、でも僕は近くにマシンが走っていることを聞いていたし、それを理解してラインを外れたんだ」
「ターン14でルノーの1台(ケビン・マグヌッセン)の後ろにつけた。彼が何をしていたのかわからないけど、ラインを外れてコースオフしたのかと思っていたら、僕はダウンフォースを失ってスピンしてしまった」
「ターン9の手前でオコンの後ろを走った時は、ブレーキングで彼を抜かないといけなかった。そうしたらグロージャンがいた。こんなの予選じゃないよ」
「とにかく、いろいろなアクションがあったし、F1について不満がたくさんあった。不満を言うのはいいことだと思う。来年は不満を言うことはないだろうけど、みんなはテレビを見ても退屈だろうね」
最新アップグレードにバトン満足
バトンはこの日、新しいエキゾーストシステムを使用した。そして彼は、最近持ち込まれるアップグレードが、多くの改善をもたらしていると語る。
「僕は、2018年に勝つことができるように準備を進めている。それに向けてはとても良いことだよ」
「多くの素晴らしい改善点がある。そしてそれは現在のポジションよりも良い所に導くだろう。そして、チームは努力し、スタッフの全員が素晴らしい仕事をしていると思う」
「うまくいけば、明日はいくらかのポイントを持ち帰ることができるだろうね」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | ジェンソン バトン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Charles Bradley |