バトン、F1残留か引退か? 考えがまとまるまで”あと一歩”
マクラーレンのジェンソン・バトンは、来年自分がF1に残りたいのかどうかという決断を下すまで、あともう一歩であると語った。







チャンピオン経験者のジェンソン・バトンは、マクラーレンが2017年シーズン、フェルナンド・アロンソの相棒として若手のストフェル・バンドーンを起用した場合、シートを探す必要に迫られる。
バトンは、自身が2000年にF1デビューした時のチームであるウイリアムズと強い繋がりを保っており、移籍が有力視されている。しかし、未だ契約を交わしてはいない。
しかしながら、サマーブレイクの間に将来について塾考したバトンは、来年彼が何をやりたいかについて、心の中がすっきりしたと木曜日にスパ・フランコルシャンで語った。
「それについてたくさんは考えなかった」とバトンは言う。
「忙しかったから、日光浴をする時間もあんまりなかったし、それについてもあまり考えなかった。もちろん多少は考えはしたけどね」
「あと一歩、もう少しで考えがまとまるんだ。そのうち分かるだろうけど、いつになるかはわからない」
勝てるクルマを求めるバトン
バトンについてひとつ確かなことは、グリッドの先頭で戦う能力があると考えられるマシンを得られれば、彼はF1に残るだろうということだ。
「いつも言っているように、優勝を争えると思えるようなマシンに乗ることができれば、間違いなくF1に残るよ」と彼は語った。
「ドライバーなら誰でもそうするだろう」
「もしマシンに競争力がなかったり、競争力がないと感じたりしたら、成し遂げたいことなんて何もない。代わりにダーツか何かしに行くよ!」
チームメイトのアロンソは、来年のマシンが再び興奮をもたらすようなものになるのかどうかについて疑念を示しているが、現在より速くなる2017年のマシンは、自分が求めていたものだとバトンは語る。
「フェルナンドはすごくポジティブってわけじゃないみたいだけど、僕にはわからない。新しいマシンは、僕がF1に残るかどうかについての考え方に影響を与えるだろうし、それは明らかにポジティブな側に影響している」
レースをやめることはない
バトンがF1に残らないと決めたとしても、どこかでレースを続けるということは確かなようだ。
「問題なのは僕が座っていられないってこと。ビーチに座っているだけっていうのは耐えられない。F1に残るかどうかは関係なく、すでにトライアスロンをする計画を立てている」
「F1をやめた後は、あらゆる種類のレースをやるだろう。クルマだろうと自転車だろうとね。僕は競争力が好きな人間で、いつも勝ちたいし、それがやりたいことなんだ。勝利のために争うことがやりたいことなんだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ジェンソン バトン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Jonathan Noble |