バルセロナテストのチーム/PU別走行距離比較。トロロッソ、324周走破

4日間にわたってカタルニア・サーキットで行われたF1合同テスト。4日間合計では、トロロッソ・ホンダが最多周回数を走行した。

 バルセロナでのF1公式テスト、その前半4日間の日程が終了した。寒く、そして雪も降るという厳しいコンディションの中、各チームが精力的に走行を行った。

 中でも最も多くの距離を走行したのは、トロロッソ・ホンダである。昨年の同じ時期にはトラブルが多発、なかなか走行距離を伸ばせなかったホンダ製パワーユニットだが、今シーズンは信頼性の部分を改善。連日積極的な走行を披露した。シャシー側には2日目に小さなトラブルがあったものの、走行距離に大きな影響を及ぼすことはなかった。ドライバーからは、その信頼性の高さとドライバビリティの良さを称賛するコメントが出されている。チームもホンダも、まだ信頼性の確認に重点を置いていると語っており、その真のパフォーマンスがどれほどのモノなのか、次のテストで確認したいところだ。

 2番目に多くの距離を走ったのがメルセデス。メルセデスもトラブルらしいトラブルもなく、順調に周回を重ねた。しかもミディアムタイヤを履いたルイス・ハミルトンが最終日である4日目に1分19秒333というこのテスト最速タイムを出しており、新型マシンW09は、速さもしっかりと兼ね備えていると言えそうだ。ちなみに昨年のスペインGP予選でのポールポジションタイムは1分19秒149であり、今回ハミルトンが出したタイムは予選3番手に該当する。冬であるためタイムが出やすく、比較しにくい状況ではあるものの、参考までに記しておく。

 フェラーリはセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが合計298周を走破。ベッテルは2日目に最速タイムを計測しており、今年こそメルセデスと互角の勝負ができるか? 真価が問われるところだ。

 ザウバーはマーカス・エリクソンが赤旗の原因になるなどしたものの順調に走行を重ね、276周を走破。以下ウイリアムズ、ルノーと続いた。ルノーはワークス体制となって3年目のシーズンとなり、そろそろ本領発揮といきたいところ。メルセデスを含め他チームも、その躍進を警戒している。

 マクラーレンは初日にホイールナットのトラブル、2日目にはエキゾーストクリップのトラブルが発生し、満足いく走行をこなすことができなかった。しかし、4日目には161周とこの日もっとも多くの周回を終えた。しかし、それでもトラブルが生じていたと言われており、パワーユニットのメーカーを変更しながらも、信頼性には頭を悩まされている。

 それ以上に深刻だったのはレッドブルだ。初日はトラブルなく走り、ダニエル・リカルドがトップタイムを記録した。しかし2日目には燃料漏れ、4日目にはオイル漏れがあり、合計209周の走行にとどまった。速さこそありそうではあるものの、昨年に続き信頼性の問題が鍵となりそうだ。

 ハースは2日目にトラブルが発生し、わずか36周の走行となったため、4日間合計での周回数も187周にとどまった。それでも、最終日にはケビン・マグヌッセンが96周を走破した上、全体の4番手となるタイムを記録している。

 もっとも走行距離が短かったのはフォースインディアだ。彼らは合計166周と、トロロッソ・ホンダの約半分の距離に終わった。2日目と4日目は順調に走行したものの、ニキータ・マツェピンに走行を任せた初日に22周しか走れなかったことが大きく影響している。

 一方、パワーユニット別の走行距離データを見ると、フェラーリ、メルセデス、ルノーはほとんど同じ距離(742〜768周)を走破したことになる。ただホンダは1チームだけへの供給となるため、他の3メーカーには大きく差をつけられている。これはデータを収集する上では明らかにデメリットとなるはずだ。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 バルセロナF1公式テスト:前半
サーキット サーキット・デ・カタルニア
記事タイプ 速報ニュース