パーマー「僕ら二人は、十分な信用を勝ち得ていない」
ルノーの残りのシートを争っているパーマーは、自分もチームメイトも、残留のための十分な信用を得られていないと語った。











ルノーは先週、来年のニコ・ヒュルケンベルグ加入を発表した。その一連の流れを受けて、ジョリオン・パーマーとケビン・マグヌッセンは、少なくともどちらか一方がチームを離脱することになると自覚している。
しかしパーマーにとっては、フラストレーションの溜まる状況だ。というのも、彼は扱いにくいマシンでレースを戦っているにもかかわらず、ルノーが他のチームからドライバーを引き抜こうとしているからだ。
パーマーは、「正直、僕らはふたりとも、チームからは十分に認められていない」と話した。
「ケビンは何度も良い仕事をしてきたと思う。彼は2014年の時点で、良いマシンで自分の実力を証明できていたはずだ」
「彼はデビュー戦で2位を獲得した。さらに予選では、ジェンソン・バトンと互角だった」
「そこから2年経つけど、僕らは今扱いにくいマシンで苦戦している。でも、彼は今年も良い仕事をしている。それでも2014年に比べると、信用を失っている」
「僕たちは、このマシンで認められるほどの信用を得ることができていない。少なくともどちらかがシートを失うことになるという事実が、それをよく表している」
「マシンはとてもトリッキーだ。ミスもあったけど、僕たちはうまくやってきた。ひとつ確実なのは、僕らが良い仕事をしてきたということだ」
他チーム移籍の選択肢は?
パーマーは2017年に関して、ルノーに残ることが最優先だと話しているが、もしルノーの決定を長期に渡って待つことになれば、フォースインディアやマノーという可能性も考えているという。
「僕は絶対にルノーに残りたいけど、僕のチームも見てみる必要がある。そのうち、誰かが失望することになるからね」
「F1に留まりたいし、それもルノーと一緒にそうしたい。僕は毎週末ベストを尽くしてきたし、なぜ自分がここにいるべきかを証明できているというのが僕の考えだ」
「でも他の選択肢もあるし、他のことも考える必要がある」
もしルノーのシートを獲得できなかった場合、他のチームのシートを得ることを楽観的に考えているかと聞かれたパーマーは、「難しい質問だ。今はわからない」と答えた。
「いろいろなことが起こると思う。僕はずっとルノーに残ることを目標にしてきたし、今もそうだ。でも今は、他のことにも目を向ける必要がある」
「先週まで、フォースインディアのシートは埋まっていたけど、今は良い選択肢になっている」
「今年のマシンはとても速いから、今はルノーで良い仕事をすることに集中している。それに、まだシートはある」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ジョリオン パーマー , ケビン マグヌッセン |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Jonathan Noble |