パーマー「自分のあるべき姿をレースで証明できれば、ルノーに残れるはず」
今季パーマーは未だにポイントを獲得できていない。しかし、来季もルノーに残留したい気持ちを明らかにした。








ジョリオン・パーマーは、2014年GP2でタイトルを獲得し、2015年にロータスF1チームのリザーブドライバーに選ばれた。そして今年、ロータスがルノーに買収されたタイミングで、パーマーはルノーからF1デビューを果たした。
しかし現在のルノーは、コンストラクターズランキングで下位に位置し、チームの予想よりもはるかに苦戦している。
パーマーはまだポイントを獲得できておらず、今までの彼の最高位は、開幕戦オーストラリアGPでの11位だ。それ以降、12位より良い成績を残せていない。
「Q1でタイムを出せないのはキツいよ」
パーマーはmotorsport.comに語った。
「そして確かに、ポイント獲得するのは本当に難しい」
「時々僕は、本当にとても良いレースをしているんだけど、誰もそれを知らないのが残念だと思う。なぜならトップ10の外でのレースだからね。ドライバーがレース上にもっと増えれば、15位までポイント圏内にできるんだろうけど…」
「よく理解してはいるんだけど、今の状況で印象作りをするのはとても難しいよ」
「もし僕らが、トップ10内を走っていてこういう事をすれば、多くの人が『なんだ今のすごい動き!』とか『なんてすごいレースなんだ』って言うと思うよ。まあ、たとえ話だけどね」
パーマーのルノーとの来季の契約は、宙に浮いた状態だ。ルノーは未だ2017年のラインアップを模索している。
パーマーは現状のルノーの状況から考えると、ルノーに自分の仕事を認めてもらえることが彼にできる最善であることを認めている。また他のチームが、彼の働きに気づくことは難しいことも認めていた。
「所属チームに、自分の仕事を注目してもらう方が簡単なことだと思う。チームはすべてのデータを分析しているからね。彼らは顕微鏡を通すみたいにして、ドライバーのレースを見ているんだ。だから僕のレースは、ルノーに全部筒抜けになっているのさ」
「対して、他のチームは詳細をよく見ないで結果だけを見る。僕のチームには比較的に良く評価されるチームメイト(ケビン・マグヌッセン)がいる。もし彼よりも良い結果を出せた場合には、他のチームも僕のことを注目してくれると思う」
またパーマーは、パフォーマンスを高めていくことができれば、ルノーに残って”たくさんのチャンス”に出会えると主張している。
「決断が下されていない以上、僕はシート争いの最中にいるよ。だからレースに出てこれからの2戦で良い仕事ができれば、結果が返ってくると思う。自分のあるべき姿をレースで証明できれば、僕はチームに残れると思う」
「僕はそれが可能なことを知っているんだ。それはレースを組み立てて、ミスなくレースを終えることだけだ。僕にどれだけできるか見ててほしい。そして僕は、これからのチャンスをつかみ取るんだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ジョリオン パーマー |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Pablo Elizalde |