ヒュルケンベルグのPU交換は”来季向けの開発”を先行確認するため

ヒュルケンベルグは、来シーズン用の開発パーツを搭載したパワーユニットを試すため、アメリカGPでペナルティを受ける。

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、来シーズン用の開発パーツを搭載したパワーユニットを試すため、アメリカGPでグリッド降格ペナルティを受けている。

 ルノーはこの新しいパワーユニットを、カスタマーチームであるレッドブルとトロロッソにそれぞれ1基ずつ与え、平等性を保っている。

 しかし、今シーズン中に導入できる新しいエンジン”R.E.17”のGスペックは各チームに1基のみであると言われており、チームメイト間で今後性差が生まれる可能性がある。

 ヒュルケンベルグと、今回トロロッソからF1デビューを果たしたブレンドン・ハートレーは、金曜日からすでに新しいコンポーネントを投入している。土曜日からはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も新しいエンジンを使用することになっている。

 これらの3人は、今後再び新しい別の基本仕様のパワーユニットを投入することになるとみられる。そして、彼らが今後どれだけのグリッド降格ペナルティを受けることになるのかは定かではない。

 ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、「これらは全て内燃エンジンに関係するものだ」とmotorsport.comに話した。

「またこれらは2018年に向けて繋がっていくものの一部であり、2017年に投入することができたものだ」

「誤解のないように言うと、これが2018年に計画している全てというわけではない。だがその方向に向かうためのステップと言える。パフォーマンスや信頼性の点においては、健全なステップだ」

「しかしより重大な信頼性の問題は、パワーユニットの別の部分にある。言うまでもなく、我々は自分たちのやることに対し慎重にならなければならないし、特にハイブリッドやERSに関してはそうだ。そして、BPから新しい燃料も手に入れている」

 またアビテブールは、ルノーにとって重要なのはアップデートの知識を得ることだけではなく、今シーズン中に状況を改善できることを証明することだったとも述べた。

「時間を遡ってみると、シーズン中に改善できるかどうかについての議論があった」

「ソチで最初に改善の兆しがみえた。それは目に見えるはっきりとしたものだった。その後のいくつかのレースでは、レッドブルが日曜日に表彰台に上がっているのをみることもできた」

「今や我々は次のステップを移ろうとしている。今年、我々のパワーユニットには進化がないと批判を受けてきたが、それと比較してもだ」

「人々が必ずしもエンジン開発の複雑さを理解する必要はないと思う。来年にはギャップを埋めることができると我々が信じているように、今季中にそれができると示すことができれば申し分ない。内部的にも外部的にもだ」

「もちろん、グリッドペナルティや今年はあと4レースしかないことを考えれば、これは全体的に賢明な判断なのかと疑問を持つかもしれない。だが我々はそれが賢明である信じているし、それぞれのチームの課題を助けることになると考えている」

「我々は多かれ少なかれ、同時にそれをする必要があった。というのも、我々はFIAと会談を行い、全員が同じレースでエンジンを利用できるようにしなければならないというFIAの立場を尊重したのだ」

 とはいえ、各チームは今シーズンの残りのレースを古いスペックのエンジンで走りきることになるだろうとアビテブールは確信している。

「我々は3基だけ製造した。なぜなら、3台のマシンのマイレージの状況にも関係していたからだ。とにかく、3台のマシンに新しいパワーユニットを搭載する必要があった。そして、それらのマシンに進歩をもたらすことになった」

「理論的には、他の3台には新しいものを投入する必要はない。無意味なペナルティを受けることになってしまう」

 チームメイト間に不平等が生じる可能性については、アビテブールは次のように語った。

「F1で日常的に起きていることと大きな変わりはない。使いたいと思っても、使えない部品があるのは、F1では常なんだ。四六時中というようなモノではないがね」

「でもその”政治的”な問題は、レッドブルのようなチームなら対処できると確信している」

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ F1
イベント名 第17戦アメリカGP
サーキット サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
ドライバー ニコ ヒュルケンベルグ
チーム ルノーF1チーム
記事タイプ 速報ニュース