ヒュルケンベルグは見た。「スタートだけハミルトンのブレーキが滑ったなんて驚き」
メキシコGPを5番グリッドからスタートしたヒュルケンベルグは、スタート直後に起きたインシデントについて彼の見解を述べた。









メルセデスのルイス・ハミルトンは、メキシコGP決勝スタート後のターン1でブレーキロックしコースオフした。その後芝生を横切ってターン3でコースに復帰した。
ハミルトンはその後、コースオフしたことで彼のチームメイトであるニコ・ロズベルグとの差をつけたことを否定しているが、彼らの背後につけていたフォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグは、彼がなぜペナルティを受けなかったのか彼自身が理解していないと話した。
「スタート時のルイスは、とても奇妙な動きをしていた」
「というのも、その行為に利益がなかったとしても、その行為をする意図が僕には理解できない」
「もしそこ(横切った芝生)にグラベルやウォールがあった場合、とても深い問題になっていただろう。まあ僕はよく知らないけど、今回は少しルールを曲げるようだね」
ヒュルケンベルグの見解
またヒュルケンベルグは、ハミルトンが今回の行為をブレーキが滑ってしまったことによる過失だと正当化していたことに対し、次のように話した。
「もしその時ブレーキが滑っていたのなら、残りのレースの間に滑ってもおかしくはないよね。だから僕はどうやって彼が勝てたのか、驚いたよ」
FIAはハミルトンがした行為を罰しなかったが、オフィシャルの調査がなかったことは奇妙なことのように感じたとヒュルケンベルグは話した。
「正直に話すと、僕はその時、あまり多く考えていなかった。なぜならそれは僕のレースじゃなかったから全く気にしていなかった。でもその後驚いたよ。何も調査しなかったなんてね」
ロズベルグ/フェルスタッペン間のクラッシュ
またヒュルケンベルグは、ターン1で起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とニコ・ロズベルグのクラッシュを真後ろで見ていた。ロズベルグはクラッシュの後、自分のポジションを守るかのようにレースに復帰した。
ヒュルケンベルグはそのバトルが純粋な良いレースであり、状況は低グリップでタイトなレースの1コーナー目という要因に関係のないものだと考えている。
「スタートの直後は、誰もが自分のポジションを獲得する為にマシンの限界までブレーキング勝負すると僕は思う」
「僕が見たところ、マックスは彼に余裕を持たせていなかったし、限界のところで戦っていた。そういう状況でその事件は起こった」
「ニコはアウト側にいた。彼らのマシンのタイヤが接触して、マックスはニコを広いところに追いやったんだ、僕はそれをニコを助けたように見えたよ。ニコは簡単にコーナーをカットできる口実を作ることができたんだからね」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | メキシコGP |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | ニコ ヒュルケンベルグ |
チーム | フォースインディア |
執筆者 | Jonathan Noble |