ヒュルケンベルグ、マクラーレン・ホンダを倒すのに”必死”だった
ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、シンガポールでマクラーレン・ホンダを倒すのは”必死”だったと語った。

シンガポールGPの予選でトップ3チームに次ぐ7番手につけたルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、マクラーレン・ホンダを倒すのに必死だったと語った。
ヒュルケンベルグは、シンガポールGPの初日フリー走行で5番手に入り、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンを0.053秒上回った。しかし土曜日のフリー走行3回目では、フェルナンド・アロンソが4位、バンドーンが5番手になり、ヒュルケンベルグは7番手だった。
その後行われた予選でも、ヒュルケンベルグは7位となったが、アロンソ8番手、バンドーン9番手だったため、マクラーレン勢2台の前方グリッドを確保することに成功した。
アタック終了後、ヒュルケンベルグはラジオでマクラーレンを倒すことかできたかどうか確認。そしてチームはヒュルケンベルグに賛辞を送った。
「非常に面白い戦いだったと思うし、僕は個人的に、マクラーレンを倒すという目標を設定していた」
そうヒュルケンベルグは語った。
「僕は必死になっていた。そして彼らの前に行こうと決心したんだ。そして7番手になれた」
「最終ラップでそれ(7番手)を得ることができて、とても満足していた」
レースでもそのポジションをキープすることができるかどうか尋ねられたヒュルケンベルグは、次のように答えた。
「良いペースを持っていると思うし、僕らのパッケージは強いはずだ。もし全てがうまくいけば、その答えは”イエス”だね」
パーマー「第3セクターはラリークロスみたい」と嘆く
ジョリオン・パーマーは、またしても予選でチームメイトに勝つことができなかった。パーマーは今季ここまで、ヒュルケンベルグに一度も勝てていない。Q1ではヒュルケンベルグより前につけたもののQ2では11位に終わり、Q3進出を逃してしまったのだ。
パーマーは予選Q2で第3セクターに苦労したことを嘆いた。
「特に最後のラップでは、通過できそうなペースで走っていた。しかしその後、最後のいくつかのコーナーでリヤを失ってしまった。そして、すごく遅れてしまったんだ」
そうパーマーは語った。
「23もコーナーがあり、気温の問題があり、そしてウルトラソフトタイヤだ。それはただただ厳しかった。トラクションが必要な場所がいくつかあって、リヤタイヤには多くを求められるんだ」
「最終セクターは、本当にトラクションが重要なんだ。1分41秒台中盤で走れるように見えたんだけど、突然何も無くなってしまった。最後のいくつかのコーナーは、ラリークロスを走っているみたいだった」
パーマーはヒュルケンベルグがフリー走行で見せた”例外的に良いロングラン”から、手がかりを得たという。そして、日曜日には今季初ポイントを獲得できるだけのペースを手にすることに、全く疑いの余地はないと語る。
「トップ10圏内に入ることができるペースを持つことができれば良いと思っているし、僕らにはそれができると確信している」
そうパーマーは語った。
「トップ10圏内に入れるかどうかは、僕たち次第だ」
「良いレースができる全ての可能性が揃っていると思う」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | シンガポールGP |
ロケーション | シンガポール市街地コース |
ドライバー | ジョリオン パーマー , ニコ ヒュルケンベルグ |
チーム | ルノーF1チーム |
執筆者 | Matt Beer |