ビルヌーブ「シンガポールでのクラッシュはベッテルの責任」と語る

1997年のF1王者ビルヌーブは、シンガポールGPスタート直後の事故はベッテルの責任とするも、その代償は十分受けたと考えている。

 シンガポールGPの決勝レース、スタート直後にトップグループの3台が絡む事故が発生した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、左にキミ・ライコネン、右にセバスチャン・ベッテルと2台のフェラーリに挟まれるような格好となり、結果3台は接触……それぞれリタイアを強いられることとなった。

 上位がごっそりといなくなったこともあり、シンガポールでは苦戦を強いられていたルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。残り6戦という段階で、ランキングを争うベッテルに対し、28ポイントのリードを築いた。

 この事故について尋ねられた1997年のワールドチャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、「ベッテルに責任がある」と語った。

「スタートした後、ラインを横切るように動くと、何かを引き起こすことになる可能性がある。なぜなら、後ろで何が起きているのか分からないからだ」

「多くのドライバーがそういうことをする。F4やF3では、そういうシーンをよく目にする。そうすれば代償を支払うことになる。しかしチャンピオンシップを争っている時に、そういうリスクを取るべきではない」

 ベッテルはこのクラッシュについて、「何が起きたのか分からない」と語った。一方フェルスタッペンは、ベッテルの責任であると非難した。

 ビルヌーブは、ベッテルがスタートで遅れ、そのリードを守るためにあまりにも走行ラインを変えすぎたと考えている。そしてその”戦略”には同意できないとした。

「あんな風にラインを変えるべきじゃない」

 そうビルヌーブは語った。

「キミが見えたかどうかは関係ない。彼は、そこに2台か3台のクルマがいるかもしれないと考えなかったんだ」

「彼はごく平均的なスタートを切った。だから他のドライバーが、彼よりも良いスタートを決めたことを知っていたはずだ。だからこそああやってコースを横切ったんだ」

「彼ら(フェルスタッペンとライコネン)はそれで減速するだろうか……いや、彼はクラッシュしてしまった。しかしマックスを非難するべきじゃない。彼はただ、そこにいただけだ」

 スチュワードはレース後にこの事故を審議した。その結果、いずれのドライバーも咎められることはなかった。

 ベッテルの責任を主張するビルヌーブに、ペナルティを科すべきだったと考えるかどうか尋ねると、「彼は十分にペナルティを受けたと思う」と語った。しかしそれと同時に、まだタイトル争いが終わったわけではないとの見解を示した。

「フェラーリが大量ポイントを獲得できたはずのコースだったから、とても厳しいことだ」

 そうビルヌーブは語る。

「しかし、まだ6レース残っている。何かが起きる可能性もある。ルイスだって何かをしてしまうかもしれない」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 シンガポールGP
サーキット シンガポール市街地コース
ドライバー セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
記事タイプ 速報ニュース