「ピレリのタイヤテストは不公平」とウイリアムズのパット・シモンズ

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「ピレリのタイヤテストは不公平」とウイリアムズのパット・シモンズ
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2016/07/13 8:57

ウイリアムズのパット・シモンズは、2017年タイヤの開発テストに協力する3チームは、「大きな」アドバンテージを得ると主張している。

Pat Symonds, Williams Chief Technical Officer
2016/2017 Pirelli tyres comparison
Pirelli reveal a mock up of what a 2017 F1 car and tyres may look like
Pirelli reveal a mock up of what a 2017 F1 car and tyres may look like: Mario Isola, Pirelli Racing Manager with Gene Haas, Haas Automotion President and Maurizio Arrivabene, Ferrari Team Principal
2017 Pirelli tyre detail
2017 Pirelli tyre detail
2017 Pirelli tyre detail
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB12
Mario Isola, Pirelli Racing Manager (Left) with Paul Hembery, Pirelli Motorsport Director (Right)
Pascal Wehrlein, Mercedes AMG F1 W05 Hybrid Test Driver
Pascal Wehrlein, Mercedes AMG F1 W05 Hybrid Test Driver
Pascal Wehrlein, Mercedes AMG F1 W05 Hybrid Test Driver
Pascal Wehrlein, Mercedes AMG F1 W05 Hybrid Test Driver

 メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3チームは、ピレリの2017年タイヤの開発テストに協力することに合意している。このテストでは、2017年のダウンフォースレベルをシミュレーションするため、ダウンフォースを大幅に増したテストマシンを用意することになる。

 FIAとピレリは、テストで収集されたデータをすべて確保し、そのデータを全チームと共有するとしている。しかしシモンズは、実際にテストを担う前述の3チームには、大きなアドバンテージがあると信じている。

「私は、それがものすごいアドバンテージだと思う。それについては、検証する必要があるだろう」と彼は説明する。

「彼らはブラインドテストを行うが、そのコメント及び実際にタイヤを”使う”ということは、常にアドバンテージになる」

「以前同様のテストを行った際には、彼らは『こういうタイヤを作る』とか『そういうタイヤを作る』と言ったことはなかったと確信している」

「彼らが何をしているのかといえば、テストし、そして話をしているんだ。『これは良いね。でもこっちは良くない』と。その上でピレリは『オーケー。我々はこれを前進させたい』と言うだろう」

「今、他のチームは『実際には我々は違う方が良いと思う』なんてことを言ってるかもしれない。そして、多くの議論がなされたことだろう。それによって、テストを担当したチームは、アドバンテージを得ていると思うね」

タイヤを選択する時期

 シモンズは、2017年開幕直後に行われるレースのためのタイヤ選択を、早期に行うべきではないと主張する。もしそれを行えば、3チームのアドバンテージはさらに拡大してしまう事になると、彼は信じているのだ。

「今、我々はタイヤを選ぶことができる。しかし、その発注は非常に早い段階で行わなければならない。最初の2レース用のタイヤを発注するのは、クリスマス前なんだ」

「2月にテストが始まるまでには、すでに6レース分のタイヤが選択されている。そんなの見た事ないよ。その時点ではそのタイヤをマシンに履かせた事はないし、何も知らないんだから」

「持ち込むタイヤを選択できるというのは、とても良い事だし、レースに味付けを加える事にもなる。しかしそのルールは、来年の上半期に、フェラーリ、メルセデス、そしてレッドブルにとって本当に大きなアドバンテージになるだろう」

「非常に良いルールだから、取り除く事はしたくない。しかし、すべてのチームにはテストを担う余裕はない。その差をできるだけ軽減するため、我々は本当に何かをする必要があると思う」

裕福なチームのみ、タイヤを知ることができる

 ウイリアムズは、ピレリのテストを担当することに手を挙げたチームのひとつだったが、最終的にはこのようなプロジェクトを担う余裕がなかったという。

「我々はそのためのデザイン作業をたくさん行った。しかし、テストの体制整えたり、その作業を担う準備を始めた際にコストを見積もった結果、明確にそれを行うことができると判断できなかった。ただ、それを行うだけの余裕が我々にはなかったんだ。我々のようなチームにとって、それは高すぎた」

「ピレリは、そのテストについてある程度負担している。しかし、すべてのコストをカバーしているわけじゃない。だから、我々にはそれを行う余裕がなかったんだ」

「それは、このスポーツにとって素晴らしいことじゃない。そうだろ? 十分なお金を持っている場合のみ、タイヤのことを知ることができるんだから」

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース