


2016年イタリアGPにおいてピレリは、タイヤとマシンのパフォーマンスを最大限に引き出すために、昨シーズンと比べて2psiほど最低内圧値の制限を高く設定していた。
チームに与えられたオリジナルの内圧はフロント23.5psi、リヤ21.5psiだった。この数値はベルギーGPと似たセッティングだ。
ピレリのF1レーシングマネージャーのマリオ・イゾラは、2015年よりも内圧を上げた理由を次のように語った。
「主な理由として、両方のフロントタイヤにそれぞれ100kg以上の負荷が追加でかかることが判明し、最高速度の想定も昨年から10km/h速くなると考えました」
「リヤタイヤにおいては、昨年より80kg以上の負荷が増えると推定しています。これが我々が内圧を上げることを決めた理由です」
「また昨年我々は、フロントのキャンバー角を3度に設定しました。今年に関してはある程度チームで自由にアレンジできるようにするためと、タイヤのアウト側ショルダー部の過度な磨耗を回避するために3.25度に設定したのです」
しかし、金曜日のフリー走行中に各チームからもたらされたデータの分析に基づいて、最低内圧値を少し下げることを決定した。
土曜のフリー走行からチームは、最低内圧をフロント23psi、リヤ20.5psiに設定できるようになった。またピレリは、グランプリ中に潜在的な問題が起きた場合、再度状況を調査する権利を有している。
一方、キャンバー角に変更はない。
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | イタリアGP |
ロケーション | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ |
執筆者 | Jonathan Noble |
ピレリはイタリアGPで最低内圧の制限を低くすることを決定
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