ピレリが2017年シーズンに投入を予定している新しい”幅広”のタイヤは、F1のラップタイム向上に大きく寄与する。
来年投入予定の新しいタイヤは、これまでF1で使われてきたタイヤよりもフロントは60mm、リヤは80mm、それぞれ幅が広くなる。当然、タイヤの重量は重くなるが、ラップタイムの向上に大きく寄与すると考えられている。
タイヤはまだ実走テストすら行われていない状況だが、ピレリのマルコ・トロンチェッティ・プロベラ会長は、新タイヤの導入はF1にとって素晴らしいことだと語る。
「それはすごくパワフルだし、力強さを感じさせる。風洞で行われた最初のテストでは、それが驚くべき結果をもたらすことが証明されている」
そうプロベラ会長は言う。
プロベラ会長は、新タイヤの開発は、2011年からF1のタイヤサプライヤーとして業務を続けてきたピレリにとって、”非常に魅力的”な課題だったという。
「それは大きな変更だ。技術的なことを言えば、我々にとっては非常に魅力的だ」
「人々は非常に熱心に取り組み、可能な限り最高のパフォーマンスを進んで提供している。そして、そのタイヤは素晴らしい結果をもたらすだろう。なぜなら、コンマ数秒速く走るためには、クルマやエンジンで多くのことを行わなければならないからだ」
「このタイヤは、ラップタイムを秒単位で向上させることができる。これは、タイヤの重要性をよく示していると思う。タイヤだけが、地面に接しているんだ」