フェラーリ会長と対照的。”革新”を起こすためのチーム作るメルセデス

シェア
コメント
フェラーリ会長と対照的。”革新”を起こすためのチーム作るメルセデス
執筆: Lawrence Barretto
協力: Matt Beer
2018/01/30 3:24

トト・ウルフ代表は、メルセデスのチーム作りは誰かの責任を追及するようなものではなく、そうでなければ革新は起こせないと語った。

Maurizio Arrivabene, Team Principal, Ferrari, Sergio Marchionne, Chief Executive Officer, Fiat Chrysler and Chairman, Ferrari
Sergio Marchionne, CEO FIAT and Kimi Raikkonen, Ferrari at Ferrari 70th Anniversary
Ferrari mechanics around the car of Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H, Ferrari mechanics
Toto Wolff, Executive Director Mercedes AMG F1
Toto Wolff, Mercedes AMG F1 Director of Motorsport
Toto Wolff, Executive Director Mercedes AMG F1, Race winner Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1, his wife Emelia, Second place Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, the Mercedes team are celebarting

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、セルジオ・マルキオンネ会長がフェラーリに対して厳しいアプローチをとったことでチームに悪影響を与えたとは考えていない。一方でメルセデスは、”革新”を起こすために個人の責任を追及しないようなチーム作りを進めているとウルフは語った。

 開幕戦オーストラリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝を飾り、好スタートを切った2017シーズンのフェラーリ。ベッテルがポイントリーダーで夏休みを迎えるが、シーズン後半はトラブルが相次ぎ、最終的にメルセデスの4年連続ダブルタイトル獲得を阻止できなかった。

 フェラーリ会長のマルキオンネはチームの信頼性問題に苦言を呈し、うまく結果を残せなかったキミ・ライコネンを批判した。

 マルキオンネのこうした振る舞いがフェラーリに悪影響を与え、結果としてメルセデスが恩恵を受けたのではないか……そう問われたウルフは、マネジメントスタイルの違いについては認めたものの、そういった恩恵はないと否定した。

「圧力というモノはダイヤモンドを作ることもできるが、パイプを破裂させるようなこともある」と、ウルフはmotorsport.comに語った。

「セルジオ・マルキオンネは、私がこれまで会った中で最も成功したビジネスマンのひとりであり、経営に関して最も頭の切れる人物のひとりだ」

「これまでのところフェラーリのスタイルは機能しているし、2017年のシーズン終盤にプレッシャーのせいで悪影響が出たと考えることはできない。そう考えるのは単純化しすぎだと思う」

 一方でメルセデスは、チーム内の誰かの責任を追及するようなことのない文化を作り上げるのに多大な努力をしたとウルフは認めた。

「組織内の全員が意見を述べられるようにしている」

「我々は”考え、発言し、改善する”というモットーを持っている。つまりそのためには誰が発言しても問題ない環境を作らなければならない。チームのひとりひとりが改善できるようにする必要がある」

「我々上層部がリーダーシップをとってやろうとしているのは、個人ではなく問題自体を非難することだ」

「事実、”犯人探し”をしようとするのは人間の本質だし、誰かのミスだと断定すれば圧力から解放されることになる」

「しかしそうすることで、人は貝のように心を閉ざしてしまう。だから我々はそういったことをしないように一生懸命取り組んでいる。そうでなければ革新を起こすこともできないし、リスクを冒すこともできない」

「それこそが我々が望んでいるものだ。我々はリスクを冒し、革新を起こすビジネスをしているのだから」

次の F1 ニュース
ルノー、2月20日に新車RS18を発表。ランキング6位以上を目指す

前の記事

ルノー、2月20日に新車RS18を発表。ランキング6位以上を目指す

次の記事

レッドブル「ガスリーが日本で経験を積むことは必要不可欠だった」

レッドブル「ガスリーが日本で経験を積むことは必要不可欠だった」
Load comments

この記事について

シリーズ F1
チーム フェラーリ 発売中 , メルセデス 発売中
執筆者 Lawrence Barretto
記事タイプ 速報ニュース