





今シーズンの初めに、テクニカル・ディレクターのジェームス・アリソンの離脱が発表され、チームを再構築することを余儀なくされた。しかしフェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、チームには難しい状況を乗り越えてく力があると確信している。
テクニカル部門のヘッドであったアリソンに依存していた体制を変えるために、フェラーリは、すべてのスタッフがチームの進歩に携われるような、よりフラットな構造にチームを変えた。現在テクニカル部門は、マティア・ビノットが率いている。
最近のレースでは、チームを鼓舞するような雰囲気を享受しており、すでに新たな計画が動き出しているという。そして、新しく大物を雇う予定もないという。
シンガポールGPでは、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは以下のように話した。
「チームはうまくやってる。チームのスタッフたちも完全に問題ない」
「今のマラネロの雰囲気もとても良い。マティアのような優秀なスタッフがいるし、彼と共によく働いてくれている」
「このような雰囲気を保ち続けていくことが必要だ。来年が楽しみだが、もちろん今年のことにも目を向けているし、落ち着いて仕事をしている」
「つまり、プレッシャーも感じていないということだ。まさに彼らはこういうことをしているし、私が口出しすることはない。そして、誰かをそこに加える必要もない」
将来的なチーム構造の話に関しては、彼は苛立ちを募らせた。
「私たちは素晴らしいチームだと何度も何度も言っている。マティアは良い仕事をしているし、我々も問題ない。他の人を必要とはしていないんだ」
「ジェームスがテクニカルディレクターになる前は、マティアがテクニカルディレクターだった。今はマティアが、すべての組織に適切な指示をしている。その組織についても何度もお話ししてきた。他に何か私がしなければいけないことがあると思うかい?」
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Jonathan Noble |