【フェリペ・マッサのコラム】F1にサヨナラ。でも、レースは終わらない

フェリペ・マッサが、彼のF1での最後のレースとなったアブダビGPを振り返る。

 僕のF1でのキャリアは、良い形で終わった。最後の数メートルまで戦ったんだ。F1最後のレースでの最終ラップに何を考えるかと思っていたけど、実際にはチェッカーフラッグを目指すことに集中していたので、特別な感情を抱く時間もなかった。

 アブダビでのレースは非常に激しく、そしてチャレンジングだった。セルジオ・ペレスのすぐ後ろでフィニッシュラインを横切ったし、フェルナンド・アロンソのすぐ前だった。9位という順位は、ウイリアムズのその週末の働きに対して、良い対価だった。そして、僕らはこのコースでマシンを最大限に活用したと思う。

 フィニッシュした後、僕はそれで本当に全てが終わったことに気づいた。僕はものすごくゆっくりとピットへ向かい、そして観衆に手を振ったんだ。何回かドーナツターンをやっただけじゃなくてね。僕は良い気分でピットに戻った。最後まで最大限の努力をしてきたからだ。

 ピットに戻ってすぐ、ニコ・ロズベルグがF1タイトルを獲ったことを祝福しに行った。その後、僕たちはチーム写真を撮り、全てのメンバーと握手をして、過去3年にわたって僕に対してしてくれたことのすべてに感謝した。

 僕は引退記念の贈り物として、最後にチームから驚かされたことがあったんだ。ブラジルでレースし、そしてアブダビでフィニッシュラインを横切ったマシンをプレゼントしてくれたんだ。それは素晴らしいことだった。

 アブダビでの長い日曜日は、それでは終わらなかった。なぜなら、伝統的なシーズンエンドパーティがあったからだ。とても素晴らしい夜だった。ロズベルグのタイトル獲得を祝うだけでなく、僕やジェンソン・バトンもF1での長い経験に終わりを告げるため、そこにいたんだから。楽しいことがたくさんあったよ。

 これまでのところ、僕はF1での冒険を思い返す機会はあまりなかった。アブダビGP翌日の月曜日、僕はスポンサーとの幾つかの約束があったため、深夜まで忙しかった。そして1時間眠った後、家族と共にニースの自宅に帰るために空港へ向かった。その途中、僕はずっと眠っていたんだ。

 僕はまだ、チームといくつかの約束がある。伝統的なシーズンエンド・ディナーがあり、そして日曜日にAutosport Awardsに出席する。その後、僕はクリスマス休暇のためにブラジルに帰るつもりだ。それ以降は、僕の未来を最大限に活かす時が来る。それを待ちきれないね。

 みなさんは、レーシングヘルメットを被る僕の姿をこれからも見続けるだろう。いつ、どこにいるかはまだ分からないが、何をしているかお知らせすることを約束する。

 最後の言葉として、僕はF1の長い冒険の中で、僕の近くにいた皆に感謝を述べることができるだろうか? メカニック、エンジニア、スポンサー、ジャーナリスト、チームボスのみなさん、友人たち、家族、そして神に、僕が経験してきたことのすべてについて感謝したいと思う。

 そして最後に、いつも僕を支えてきてくれた僕のファン、そう、あなたに感謝したい。僕は皆に、これからも僕のモータースポーツをフォローして欲しいと思う。

 心の底から、ありがとうございました。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 アブダビGP
サーキット ヤス・マリーナ・サーキット
ドライバー フェリペ マッサ
チーム ウイリアムズ
記事タイプ 速報ニュース