フェルスタッペン「新しいレギュレーションはファンにとって良いものではない」
フェルスタッペンは、レース中のディフェンスに関する新しい規則に対し、エキサイティングな戦いを制限するものだと考えている。








F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、チームに対しアメリカGP予選であるノートを発足した。走行ラインの変更によるポジションのディフェンスの仕方について勧告するものだ。
今回の出来事は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンによるポジションを確保するための行為に対し、苦情の申し立てがあったことから始まった。それは日本GPでのメルセデスのルイス・ハミルトンとのラスト2周目での事件も含まれている。
しかし、新しいレギュレーションはオーバーテイクを簡単なものにし、エキサイティングな戦いを制限するものだと彼は話した。
今回の変更がファンにとって良いものになるかどうか訊いたところ、彼は次のように話した。
「最終的には、良くないと僕は思う」
「ブレーキング時に何もできないのに、誰かとバトルすることが出来るとしたら、それはとても興味深いものだよね」
「大きな問題ではない」
アメリカGP金曜日の夜のドライバーズブリーフィングで、何人かのドライバーがフェルスタッペンの行為を批判していると話題に上がった。
主に不満を持っているのはフォースインディアのセルジオ・ペレスとフェラーリ勢だったと、彼は明らかにした。彼らは今季の初めにフェルスタッペンとインシデントになったドライバーたちだ。
ブリーフィングで話したことについて、フェルスタッペンは次のように語った。
「もちろん、自分の意見を述べたよ」
「前方のドライバーが走行ラインを右方向へとる場合、後方車は隙が出た左側に移動することができる。前のドライバーよりも、ブレーキングポイントが離れているはずだから」
「だから僕は、彼らが話していることは大した問題ではないと思っているんだ。でも他のドライバーのほとんどがそうじゃないと思っているみたいだ」
そして彼は、ライバルの不満の大きな動機がオーバーテイクを簡単なものにしたいという気持ちによるものではないかと示唆している。
「彼らは『そうなることを願います!』という感じでその考えについて話していた。そのうちのいくつかは同意できるものもあると思う。でも今回の彼らは、もはや僕を簡単にオーバーテイクするためにルールの明確化を要求しているように見えた」
また今回の新しいガイドラインに則ったレースで、自分がどのように振る舞うのか予想もつかないとフェルスタッペンは話している。
「僕はわからない」
「ブロックすることが許可されたんだとは思っていない。もちろん、今回の件で有利になるドライバーもいる。彼は自分の居たいポジションに簡単に入れることができるよね。まあ、その時を待って、(どうなるのか)見てみようか」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |