フェルスタッペン「混乱を避けるために無線を制限する」
アメリカGPで無線のやり取りを勘違いしてしまったフェルスタッペンは、ミスをなくすためにやり取りを制限すると話した。








マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、アメリカGPでのエンジニアとの無線のやり取りで注目を浴びた。その無線でフェルスタッペンは、スティントを走り切るためにタイヤを労わることを要求されていた。
それに対し、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)とポジションを争っていた彼は、「4位で終えるつもりはない」とエンジニアに返事をした。
フェルスタッペンは、そのメッセージが横柄なものであったことを認めるも、チームが彼を助けようとしてくれていたと考えていたと認めた。
「僕は常に無線のボタンを押していた。だから時々、横柄に聞こえたんだろう」
「特に『4位で終えるつもりはない』といった時はそうだった。でも、あの時はそう考えていたんだ。4位でレースを終えるためにここにいるのではないし、ドライバーとして、勝つためにここにいる」
「チームからはそうは聞いていないけど、でも無線では無礼に聞こえてしまった。だけど、僕が伝えたかったのはそういうメッセージじゃない」
「彼らは常に僕を助けようとしてくれるから、その助けが不要だなんて言わない。僕らはもっと良い仕事ができるように励んでいる」
またフェルスタッペンは、無線ボタンをなくす予定だと冗談を言った。
「無線のボタンを排除するつもりだ。そうすれば誰も僕の無線を聞けなくなる」と彼は話した。
「ドライバーとして、僕は常に前を走りたい。レースに勝ちたいし、いつもそれを目標にしている。他のドライバーをオーバーテイクしてきたし、その相手がキミ(ライコネン)だったりしたんだ」
「そうやってドライバーに追いついてパスしてきた。でもニコに関しては、うまくいかなかった。あの日は悪くなかったけど、最終的には左のフロントタイヤにダメージがあった」
「これ以上何も言わないほうが良いと思う。そうすれば議論も起こらない。僕にとっても、これ以上言うことはない」
またフェルスタッペンは、別のインシデントでも”主人公”となってしまった。彼は、メカニックが準備できていない状態で、何も言わずにピットインしてしまった。
フェルスタッペンは、彼は”自動操縦”状態だったと話し、そのせいでミスが起きてしまったと話したが、今後はこのようなことは起こらないだろうと主張した。
「僕たちには、いつも暗号化されたメッセージがある。僕たちはそれについて話した。でも1時間ドライブした後の僕は、快適なゾーンに入って自動操縦みたいになっていた」
「僕の前にダニエルがピットに入ったのを見たから、最後のスティントに向けてその次の周に僕もピットに入るものだと考えていた。それは間違ってなかったと思う。おそらく、僕はあまりにも多くのことを考えすぎていたんだと思う」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | メキシコGP |
ロケーション | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス |
ドライバー | マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Pablo Elizalde |