フォースインディア「スパはラッキーだったが、ウイリアムズは脅威」
フォースインディアはコンストラクターズ選手権でウイリアムズを上回ったが、決して過小評価していないという。











フォースインディアは、ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスがそれぞれ4位と5位でベルギーGPをフィニッシュし、22ポイントを獲得。それまでランキング4位だったウイリアムズは今回5ポイントの獲得にとどまったため、15ポイントあった差が一気に埋まり、フォースインディアがランキング4位に浮上した。
チームの副代表を務めるボブ・ファーンリーは、「これからもっとハードに働くつもりだ」とmotorsport.com話した。
「どういう形であれ、我々はウイリアムズを過小評価してはいない」
「次のモンツァでは、難しいレースになるかもしれない。すごくウイリアムズに合ったサーキットだし、来週末はスパとは違う結果になる可能性もある」
「うまくいったりそうでなかったりする。だけど1秒だって後退することはできない。それには大きな代償を支払うことになるからね」
フォースインディアは、ベルギーGPでの今シーズンのベストリザルトを喜んでいる。赤旗のおかげでルーティンのピットワークの後にさらにタイヤ交換を行えたが、しかしその赤旗がなければ、ヒュルケンベルグは自身初の表彰台を獲得できるところだった。
「信じられないほど嬉しかったよ。チームは素晴らしい仕事をした。オープニングラップでトラブルに巻き込まれなくて本当にラッキーだったよ。そこからは、その機会を最大限に利用した」
「時々だれかのアクシデントに巻き込まれることもある。比較的、チェコ(ペレスの愛称)はそういうことがなくて幸運だね。ニコはアクシデントに邪魔されたが、彼も前に出られた」
「セーフティカーが入る前に、ニコはいい位置でコースに戻れた。それがそのまま結果につながればいいと願っていたんだけどね。だけどオープニングラップでつかんだ幸運は、我々の追い風にはならなかった。それでも我々はいい結果でレースを終えたよ」
ウイリアムズのバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサは、なんとか9番手と10番手でレースを終えた。ボッタスは、セーフティカー中にピットストップを行ったが、そこで遅れをとってしまった。
マッサはレース後半、ボッタスに抜かれてしまい、フェラーリのキミ・ライコネンにも前を行かれてしまう結果となった。
ファーンリーは、「ウイリアムズは戦略ミスを犯した思う」と話した。
「彼らは早めにピットに入らず、赤旗が出るまでステイアウトすべきだった。彼らはどうすることもできなかったが、ボッタスをピットに入れたのはミスだ」
スパは特別だった
一方、フォースインディアのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、チームがスパでのリザルトを繰り返すのは難しいだろうと考えている。
「スパのレースを深読みしたくない。あれは普通のレースじゃなかった。特別なレースだ」
「我々がどこに位置しているか認識するべきだ」
「これからシーズンの終わりまで、今回のような機会をたくさん得られるわけじゃない。その機会を最大化できるといいのだが」
「私たちのレースペースには勇気付けられる。シーズンが終わるまでこのペースを保てれば、私たちは安心だ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ニコ ヒュルケンベルグ , セルジオ ペレス |
チーム | フォースインディア , ウイリアムズ |
執筆者 | Adam Cooper |