フォースインディア「ヒュルケンベルグへの寛大な罰則は”悪しき判例”」

フォースインディアの副代表は、アブダビGPでヒュルケンベルグに科された寛大なペナルティが、悪しき前例になると主張した。

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、アブダビGPの1周目のターン11~13のシケインをカットし、セルジオ・ペレス(フォースインディア)の前に出ることになった。

 スチュワードはヒュルケンベルグに5秒のタイムペナルティを科したが、ピットストップまでにヒュルケンベルグはペレスに対して5秒以上のギャップを築き、ペナルティを消化した後もペレスの前をキープ。最終的にヒュルケンベルグが6位、ペレスが7位でレースを終えた。

「とても寛大な決定だった」と、フォースインディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーはmotorsport.comに語った。

「すぐにポジションを戻すべきケースだったはずだ」

「5秒のタイムペナルティは、彼にとって何の不利益にもならなかった。そして彼が得た利益はかなり大きい。彼がトラックを外れた時、ドバイまでショッピングにでも行きたかったんじゃないかと思ったが、彼はそのあとコースに戻ったんだ」

「これは良い前例ではない。論理的説得力に欠ける裁定だった」

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングと、この件について話し合うかと尋ねると、ファーンリーは「いいや。もう結果は出ているし、やり直すことはできない。前に進むつもりだが、私は未来のことを心配している」と答えた。

 ペレスはレース中、テクニカルディレクターのアンディ・グリーンと何度か無線でやりとりし、ヒュルケンベルグはポジションを自分に譲らなければならないはずだと不満を述べていた。彼は、ヒュルケンベルグの”戦術”を改めて批判した。

「彼は意図的にそれをやっていた」

「自分が何をやっているか、彼は正確に分かっていた。彼はストレートで追い抜くことは不可能だと認識していたので、オーバーテイクのためにはシケインをカットしなければならなかったんだ」

「前に留まっていれば、せいぜい5秒のタイムペナルティしか受けないと彼は分かっていた。レギュレーションが完璧に間違っているんだ」

「いま優遇されているのはコーナーをカットしライバルの前に出て、引き離してからペナルティを消化するという方法だ。そんなの間違っている。ドライバーにとっては罰則にならない。彼はそうすることで利益を得ているんだ。馬鹿げている」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 第20戦アブダビGP
サーキット ヤス・マリーナ・サーキット
ドライバー ニコ ヒュルケンベルグ
チーム フォースインディア
記事タイプ 速報ニュース