フォースインディア、次世代PU”標準化”に反対の声「挑戦と競争が必要」

フォースインディアのオットマー・サフナウアーは、FIAとリバティ・メディアが推し進めるF1エンジンの”標準化”に強く反対している。

 11月初旬、2021年以降に導入されるF1の新しいパワーユニットのレギュレーションについて、FIAF1オーナーのリバティ・メディアから提案がなされた。その中には、コストを抑えるとともに各メーカー間の差を小さくすることを狙って、標準部品の導入やその他の部分の開発制限が含まれている。

 しかしながらフォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、各マニュファクチャラーがより良いパワーユニットを作ることで、他メーカーに対する競争力のアドバンテージを追求できるようにしておくべきだとして、このルールに疑問を呈している。

「フォーミュラには、様々な面のパフォーマンスが関係することを再確認しておく必要がある」と、サフナウアーは語った。

「パワートレインの技術を、みんながほとんど同じになってしまうようなレベルまで下げることはできない。なぜ、パワートレインに関する挑戦をF1から取り除いてしまうのか? 私には理解できない」

「我々は、ドライバーひとりに3年1億ドル(約111億円)といった大金を費やすことがある。なぜそんなことをするのか? その理由はただひとつ、アドバンテージを得るためだ。F1はドライバーズ・フォーミュラだからだ」

「また、どうして何千万ドルもエアロ開発に費やすのか? それもアドバンテージを得るためだ」

「ではなぜ、エンジンの技術レベルを下げるようなことをするのか? F1はドライバーによるフォーミュラであると同時に、空力開発やエンジンによるフォーミュラであるべきなのに」

「総合的に最も良いパッケージのチームが勝利することになる。だからエンジンをその差別化要因から除いたとしても、他の2つの価値が増すだけだ。私はそんなものは間違っていると思う。我々はF1にいるんだ」

 サフナウアーは2021年以降のルールについて、今後数カ月の間にまだ議論を行う余地があると考えている。

「このルールは決定事項ではない。まだ議論と提案の最初の段階だ。我々はこれからさらに、アイデアや意見を出していくと思う」

「エンジンのレギュレーションを最終確定する期限まで、まだ丸1年残っていると思う。だからみんなが意見を出し合い、どうなっていくか見てみよう」

 彼はまた、フォースインディアのようなカスタマーチームにとって最大の関心事である、2021年以降の新エンジンのコストについて、最近の議論でカバーできていないと指摘した。

「価格がどうなるか分からない。低価格になることを我々は最も望んでいるが、それがどうなるか分からないのだ。それが我々にとって最も重要なことだ」

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この記事について
シリーズ F1
チーム フォースインディア
記事タイプ 速報ニュース