「ベッテルが”眠れるハミルトン”を目覚めさせた」とビルヌーブが語る

ジャック・ビルヌーブは、ハミルトンは今シーズン序盤”寝ていた”が、ベッテルが手強いライバルだと認識したことで目を覚ましたと語った。

 元F1王者のジャック・ビルヌーブは、2017年シーズンのタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)を賞賛し、彼の活躍にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の存在が不可欠だったと語った。

 ビルヌーブによれば、2016年にチーム内でタイトルを争っていたライバルであるニコ・ロズベルグに代わりバルテリ・ボッタスが加入したことで、ハミルトンはリラックスしすぎていたという。

「ルイスは本当に、本当に素晴らしかった」

「彼はこれまで、ベストなチームでベストなクルマに乗っていた。あるいは、他の偉大なチャンピオンたちと同じようにそれに近い状態だった。もちろん、それ自体は素晴らしいことだ」

「もし彼が、夏休みの後のような走りをシーズンを通してできれば良かっただろうが、そうはならなかった」

「ボッタスは戦う必要がない相手だと認識した時に、ルイスはボッタスと共に眠りに落ちてしまったのだと思う。実際、戦うべき相手だったのはベッテルであり、彼がルイスの目を覚ましたのだ」

「ルイスはそれまで何年もニコとチームメイトであり、ニコは常に厳しい相手だった。それからボッタスが来て、ルイスは”ついに、簡単なチャンピオンシップになるぞ”と笑ったはずだ」

「しばらくして、彼は”フェラーリとベッテルがライバルだ”と気付いたんだ。それに、ベッテルは決して諦めないドライバーだ」

 ビルヌーブは、1996年にウイリアムズでチームメイトだったデイモン・ヒルとタイトルを争って敗れ、その翌年にはフェラーリのミハエル・シューマッハーを破ってチャンピオンに輝いている。

 ビルヌーブは自身の経験と照らし合わせ、ハミルトンがチーム外部にライバルが出現することを望んでいたと語った。

「チーム内よりも、チーム外にライバルがいた方が絶対に良い。なぜならチーム内で政治的になる必要がないし、リソースをチームメイトと共有する必要もない。それにチャンピオンシップを争う相手にセットアップを公開することもない。他のチームの誰かと戦う方が、より興奮できる」

 ビルヌーブは2017年シーズンが、F1にとって良いシーズンだったと考えている。

「フェラーリが争いに加わっている時はいつも素晴らしいし、バトルがある時もそうだ」

「マシンが速くなったという面でも良かった。ここ数年は酷かったからね! だから今では”今年は素晴らしい年だった”と言える」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース