





セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、オープニングラップで3番手を狙ってマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のイン側に飛び込んだ。しかしわずかにブレーキングが遅れ、2番手スタートのニコ・ロズベルグ(メルセデス)の右のリヤタイヤに接触してしまった。
その衝撃でロズベルグはピットインを余儀なくされた。一方のベッテルは左のフロントサスペンションが折れてしまい、これでリタイヤとなった。
FIAは、レース後にベッテルに対する処分を下すと発表している。おそらく、ベッテルはアクシデントを引き起こした原因とみなされ、ペナルティを受ける可能性がある。
ベッテルと接触したフェルスタッペンは、ベッテルはこのインシデントで批難されて当然だと考えている。
フェルスタッペンは無線で、「セバスチャンはクレイジーだ」「バカな動きをしてロズベルグに突進した」と話していた。
ベッテル「ブレーキングは遅れていなかった」
ベッテルは、1コーナーに入る際にはスピードを出しすぎていなかったと主張し、ロズベルグが自分とフェルスタッペンの前に出たのは不運だったと話している。
「あれに関して言うなら、僕はフェルスタッペンと同じポイントでブレーキングしていた」とベッテルは説明した。
「サイドバイサイドになって、彼(フェルスタッペン)が僕をイン側に押しやった。これがレースというものだ」
「僕らふたりは問題なくコーナーを通過できると思っていた。明らかにニコは違うラインを取って前を走っていたから、彼にできることはなかったし、後ろの人たちが何をやっているかなんてことを考える必要はなかった」
「良くなかったことはふたつあると思う。まずひとつ目は、批難するわけじゃないけど、ニコが僕の前に現れたことだ。そしてもうひとつは、まだレースは終わっていないのに、僕がここにいることだ」
フェルスタッペンのターン1での動きについては、以下のように話した。
「彼だってレースをしている。そろそろみんなわかっているよ」
「もしイン側に追いやられたら、良いポジションで1コーナーには入れない。なんて言ったらいいのかわからないけど、コーナーの進入角度に関してはかなり悪かった」
「コーナーに入るためにあらゆることをやっていた。僕は問題なかったし、ブレーキングが遅すぎるということもなかった。ニコはポジションを取り戻そうとしていたから、ルイスと争っていたんだろうね。そこで僕らは接触してしまったんだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | マレーシアGP |
ロケーション | セパン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Jonathan Noble |