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ベッテル、鈴鹿でグリッド降格ペナルティという”最悪の結末”に恐怖

セバスチャン・ベッテルは、マレーシアGPフィニッシュ後の衝突によりギヤボックスがダメージを受け、ペナルティを科されることに恐怖している。

ベッテル、鈴鹿でグリッド降格ペナルティという”最悪の結末”に恐怖
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Sebastian Vettel, Ferrari hitches a lift, Pascal Wehrlein, Sauber C36
Sebastian Vettel, Ferrari hitches a lift, Pascal Wehrlein, Sauber C36
Sebastian Vettel, Ferrari thanks Pascal Wehrlein, Sauber C36 for the lift
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Sebastian Vettel, Ferrari thanks Pascal Wehrlein, Sauber C36 for the lift
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H and Sergio Perez, Sahara Force India VJM10
Sebastian Vettel, Ferrari SF70H
Sebastian Vettel, Ferrari in parc ferme

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは第15戦マレーシアGP予選をトラブルで走れず。決勝は最後尾から上位を目指して追い上げるレースになってしまったが、最終的に表彰台まであと一歩に迫る4位でフィニッシュした。しかし、彼にとっての悪夢の週末はまだそれで終わりではなかった。

 チェッカーを受けた後のクールダウンラップで、ウイリアムズのランス・ストロールと接触してしまったのだ。ベッテルは路面に落ちたタイヤカスを拾うためにアウト側のラインを取っていたが、イン側にいたストロールと接触したことで、マシンの左リヤセクションが大破してしまった。

 この件についてスチュワードは審議を行ったものの、全面的に責任を負うべきドライバーはいないとして、両者お咎めなしとなっている。

 しかし、ベッテルにとってはそれで一件落着とはならない。もし、接触によりギヤボックスまでダメージが及んでいた場合、彼は日本GPでグリッドペナルティを科される可能性があるのだ。

 ギヤボックスは6レース連続で使用する義務がある。ただしレースを完走できなかった場合にはペナルティなしで交換をすることができ、シンガポールGPでクラッシュしリタイアに終わったベッテルもマレーシアGPを前に新しいギヤボックスを投入している。しかし今回のクラッシュはチェッカー後に起きている点が問題なのだ。

 フェラーリはベッテルのギヤボックスをチームの拠点、マラネロに送りダメージを調べている。

 もし、ギヤボックスに及んだダメージが修理できないレベルであり、フェラーリがFIAにクラッシュが不可抗力によるものだと納得させられなかった場合、ベッテルは5グリッドダウンのペナルティを科されることになる。

「僕たちはギヤボックスをチェックするけど、それが今週末の”バッド・サプライズ”のひとつだったことは間違いない」とベッテルは語った。

「僕が言ったように完全に不必要なクラッシュだったから、ペナルティを受けないことを願っている」

 クラッシュ後、マシンを止めたベッテルはパスカル・ウェーレイン(ザウバー)のマシンに相乗りする形でピットに戻った。ベッテルはザウバーマシンのサイドポッドに腰掛ける前に、自分のマシンからステアリングホイールを外し、ウェーレインに渡した。

 ところが、これは競技規則の22.5条に違反している。規則には「車両をコース上に放置するドライバーは、ギヤをニュートラルに入れるか、またはクラッチを切り、ERSを停止し、車両にはステアリングホイールを装着しておかなければならない」と記されているのだ。

 しかしながら、この件に関しては特に審議も行われていない。

 motorsport.comがなぜステアリングホイールを持ち帰ったのかと問うと、ベッテルは「それは一種の反射だった」と答えた。

「パスカルがマシンを止めたのを見えた。ステアリングホイールを戻そうとしたけど、ステアリングコラムが完全に回転していたので、それができなかった」

「言うまでもなく、マシンはダメージを受けていた。それを(ウェーレインの)シートに入れたのは反射だった。観客にコースが開放されることがあるけど、持っていけるものは唯一それ(ステアリング)だけだと思ったんだ」

「そこに置いておくことはできないと思ったから、確実なのは一緒に持っていくことだと感じたんだ。ステアリングホイールをなくしたくはないからね。それが必要だったかどうか? おそらく不要な心配だっただろう」

 ベッテルはスペインGP以降採用していた独特なクラッチパドル使用をやめ、旧バージョンに戻してマレーシアGPを戦っていた。しかし彼は、これまで使用してきた”指穴”のあるパドルも、ライコネンが一貫して使用してきた旧型のパドルも、あまり大きな違いはないと語った。

「僕たちは、シーズンをそれ(単一の旧型パドル)でスタートした。結局、そんなに大きな違いはない」

「大体において僕たちのスタートは問題なかったが、ベストではなかった。だから、そこに少し取り組んできたんだ。マレーシアでは、コンディションや周りより硬いタイヤだったことも考慮すればOKだったと言える」

※文中のF1競技規則は日本自動車連盟(JAF)ホームページ掲載の競技規則日本語訳より抜粋

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第16戦日本GP
ロケーション 鈴鹿サーキット
ドライバー セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
執筆者 Lawrence Barretto