ベッテル、2017年を振り返り「最も辛い出来事はバクーでの事件」
ベッテルは、2017年シーズンの中で"最悪な心地"がしたのは、アゼルバイジャンGPであると明かした。








フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、2017年シーズンの中で"最悪な心地"がしたのは、アゼルバイジャンGPであると明かした。
今季のバクーでベッテルは、セーフティカー中に"ブレーキテストをしている"ようにみえたメルセデスのルイス・ハミルトンの行為に逆上して、ハミルトンのマシンに"体当たり"したことにより、罰せられるという出来事があった。
ベッテルはペナルティを受けながらも最終的に4位に入賞し、一方のハミルトンはヘッドレストのトラブルで追加のピットストップを強いられ、結局5位でレースを終えた。
ベッテルは2017年シーズンの中で最も辛い出来事として、タイトル争いから外れるきっかけとなったシンガポールGPのスタート時のクラッシュや日本GPで抱えたマシントラブルよりも、バクーでの事件を取り上げた。
「僕が一番最悪な気持ちになったのはバクーの後だ。かなり辛かった」
「その出来事は(クラッシュのあった)シンガポールや(マシントラブルに見舞われた)日本でのレースと比べることができる。シンガポールは、僕的に"それがレース"だとしか言いようがないと思う。日曜日は思い悩んだし、過去のこととして納得することは容易ではなかった。でもそれがレースなんだ。日本も同じことだ」
「時に自分の思い通りにならない出来事もあるし、そういった時は前に進まなくちゃいけない。人生において最も辛いのは、ためになる失敗よりもただの失敗だ」
ベッテルはシーズン中のハイライトとして、モナコGPで同僚であるキミ・ライコネンと達成した1-2フィニッシュを取り上げた。
「モナコで優勝したことは特別だよ。フェラーリがモナコで勝利したのは久々のことだ」
「それに1-2フィニッシュすることができたんだ。本当に良い思い出だ」
さらに彼は2017年を総括して次のように語った。
「良いレースがあったし、もっと改善できたレースもあった。しかし、実際にはそうはならなかったものの、もっと悪いことが起きる可能性のあるレースもあった」
「いくつかのレースがハイライトとして挙げられるのは確かだし、それらは賞賛に値すると思う。その他の時は悪いことが起きたけど、それはゲームにおける一部だ」
「最も重要なことは自分たちの強みと弱みを理解することだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ |
執筆者 | Matt Beer |