ベッテル、PU交換をこなしたクルーに感謝「”何か”を起こしてみせる」

ベッテルは、マレーシアGP予選直前にチームがパワーユニット交換を決断したことは、間違いではなかったと主張している。

 マレーシアGPでのフェラーリは好調なスタートを切り、FP2とFP3でトップ2を独占した。しかしFP3終盤、セバスチャン・ベッテルに電気系のトラブルが発生すると、その歯車が狂い始めてしまった。

 チームは、予選開始までにベッテル車のパワーユニット交換を決断した。なんとか載せ替えを完了し予選に間に合わせたフェラーリクルーだったが、コースに出たベッテルはターボのパワーがないと無線で訴え、アタックを断念。予選ノータイムに終わり、グリッド最後尾からのスタートを余儀なくされてしまった。

 ベッテルのマシンに搭載されたのは、来週末の日本GPで投入される予定だった4基目の内燃機関(ICE)とMGU-H。ベッテルはすでに、ペナルティを受けずに使用出来る4基目のターボチャージャーを使用していた。そのため、フェラーリのクルーはそれらを組み合わせる必要があった。

 フェラーリは、FP3で起きた問題はサーキットで修正することができないモノだったため、PUを交換する必要があり、その決断が間違いだったとみなすのは間違いだと主張している。

 ベッテルは「言うまでもなく、僕たちは午前中に問題を抱えたためエンジンを交換することを決断した」と語った。

「そして、僕はコースに出て行った。全てがうまくいっていたんだ。だけど、アタックに入ってターン5にさしかかった時、突然パワーを失った」

「ピットまで戻って、マシンを確認することができてラッキーだったけど、トラックでは問題を解決することができなかった。何が起きてブースト圧を失ったのか、なぜパワーがなかったのか、まだわかっていないんだ」

 フェラーリは予選Q1の終盤、ベッテルをコースインさせようとしたが、結局は問題を解決できずこれを断念している。

「セッション終了のだいたい2分前前までにコースインしなければならないことはわかっていたから、マシンにタイヤを装着してすべての準備を整えようとしていた。だから、エンジンカバーを外して、問題を見つけようとしたんだ」

「僕たちは、特に何も見つけられなかったので、エンジンを点火することを決めた。もう一度走ることができるか試してみようとしたんだ。だけどエンジンが動き出し、テレメトリーを見てデータをチェックしてみると、同じ問題がまだ残っていることがわかった」

 ベッテルはマシンから降りた後、最後尾グリッドが確定したにもかかわらずクルーの奮闘に感謝。エンジンの交換は”信じられないほどの成果”だと評した。

「それは非常に重要だ。彼らはみんな懸命に作業して、汗まみれだった。マシンを時間内に直すのは、間違いなく信じられないほどの成果であり、その状況では誰にも責任なんてない。ある意味ではフラストレーションの溜まる日だったけど、誰かが何か間違ったことをやろうとした結果ではないんだ」

 しかしながらベッテルは、決勝では後方から追い上げ、ポイントを獲得することができると主張した。

「すごく悔しいけれど、これがレースだ。マシンが速いので残念だけど、明日に多くのラップが残っているのでそれはいいことだ」

「僕は戻ってこられると予想している。僕たちには速いマシンがあるんだ。先頭グループに戻ってこられる。何位かはわからないし予想もできないけど、何かは起こせるはずだ」

 ベッテルは、長い間4基目のターボチャージャーを使用しており、ペナルティの脅威にさらされていた。今回グリッド最後尾に沈んだことで、デメリットなしでターボチャージャーを5基目に交換することができる。

「僕たちはそれを考えている。それは理にかなっているからね。どうなるか見てみよう」

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 マレーシアGP
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー セバスチャン ベッテル
チーム フェラーリ
記事タイプ 速報ニュース