ペナルティ判定の不公平さをFIAに訴えるハース「矛盾しか感じない」
ハースのチーム代表ギュンター・シュタイナーは、ハースが他のライバルチームよりも不公平な扱いを受けていると主張している。








ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、ハースが他のライバルチームよりも不公平な扱いを受けていると主張している。
ハースのケビン・マグヌッセンはイタリアGP終盤、レッドブルのマックス・フェルスタッペンにアウト側へ押し出された。しかしこの出来事に対するお咎めがなかったため、マグヌッセンは裁定の曖昧さに苛立ちを感じている。
マグヌッセンはドライバーズブリーフィングでペナルティの裁定基準について話題にした。さらにF1レーシングディレクターであるチャーリー・ホワイティングに対し、ハンガリーGPで彼とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が起こしたクラッシュでは彼がペナルティを科されたのにもかかわらず、スパでジョリオン・パーマー(ルノー)とバトルしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が何のお咎めがなかった理由を説明するよう求めた。
そこにシュタイナーが加わり、裁定の曖昧さについて話し合いが行われた。シュタイナーは次のように述べている。
「我々は主にそのことについて話し合った。しかし彼らから納得できるような回答は得られなかった。以前から言っているように、ハースはこれまで何度も矛盾した裁定を受けているように思える」
「彼らはハースが不公平に扱われていないことを保証していた。しかし、私はチームがそういった扱いを受けていると確信している」
「矛盾を感じる判定に賛同することはできないし、それが解消されない限り、判定が正しいものであろうとなかろうと、我々は彼らの判定を信用することができない」
「我々がレースで何か起こすと、レースアクシデントになろうがならなかろうがペナルティを受ける。我々が気になるのはそのことだ。そのことについて事実を明確にしたいだけなのだ」
「果たして事実が明らかになる時が来るだろうか。私にはわからない。矛盾しているとしか思えないのだ。物事の潔白を証明することが簡単な仕事でないことは理解している。私ならそのようなことをしないし、そもそもあってはならないことだと思う」
シュタイナーは、シンガポールGPのドライバーズブリーフィングでその話題が取り上げられる予定だということを明かした。さらにFIAはペナルティの裁定基準について再度検討する必要があると付け加えた。
「シンガポールで開催されるドライバーズブリーフィングで、ペナルティを受けた明確な理由について説明があるようだ。私が最も気になっているのは、スチュワードによる裁定に不公平さがあるということだ」
「とにかく理解できないのだ」
「基準に一貫性を持つことは困難であるが、彼らは達成することだろう。我々には一貫性を持って裁定するシステムもしくは人材が必要なのだ」
「最善策が何であるのかは私にはわからないが、彼らがその方法を見つけ出すことができると確信している」
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ハースF1チーム |
執筆者 | Lawrence Barretto |