ホンダ製PUへの載せ替えは”難題”も、トロロッソ新車の開発は進行中

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トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーは、パワーユニットをルノー製からホンダ製に切り替えるのは、簡単ではないと語る。

 トロロッソは来季、ホンダ製のパワーユニットを使うことになっている。しかしホンダのパワーユニットは、トロロッソが今季使っていたルノー製のパワーユニットとは、ターボコンプレッサーの位置などレイアウトが異なっているため、”載せ替え”は簡単ではないという。

 同様に、ホンダ製パワーユニットからルノー製パワーユニットに載せ替えることになるマクラーレンも、同じ課題に直面しているはずだ。

「エンジンは完全に違うモノだ」

 トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キーはmotorsport.comに対してそう語った。

「このパワーユニットは、非常にうまくパッケージングされている。しかし全体を見れば、完全に異なる構造になっている」

「同じスペースに収めることはできない。それに適応するための仕事を、マシンにかなり施さなければいけない」

 またキーは、2018年に先行して行っていた空力開発を無駄にしないことが重要であるとも語る。

「我々は、ルールに適応させようとしている。もしマシンがすでに開発のプロセスに入っていた場合は、空力に関する面など主なエリアに影響を与えないようにしなければならない。我々は、多くの部分をゼロから始めているわけではない」

「我々ができるベストな方法で、マシンの”皮膚”の下にそれを収めた。それは、シャシーのデザイン、ギヤボックスを機能させる方法など、全く異なるアプローチになった。しかしコンセプトを持ち越し、今年のマシンからさらに発展を遂げた」

 ギヤボックスはトロロッソ製になるが、その内部はレッドブル・テクノロジーが作ったモノを使用することになる。このため全てが新しくなり、これまで使っていたモノより短くなるという。

「新しいパワーユニットを使うためのレイアウトとサイズは、今年我々が使っていたモノと比較して異なっている。コンセプトは同じだと思う。しかし、構造は異なる」

「内部は一部持ち越され、一部は変更される。また一部はトロロッソのための特注だ」

 キー曰く、トロロッソは巷で言われている以上に独自の開発を行っていると主張する。

「人々が思っているよりも、トロロッソは多くの仕事を行っていると思う。人々はトロロッソのことをよく知らないのだ。本当に苛立たしい」

「可能な部分でレッドブルと共に働くことには大変意味がある。しかし我々は(イギリスの)バイチェスターに独自のエアロ部門を持っており、風洞設備もそこにある。合法的にするため、完全に独立しているのだ」

「マシンの全体的なデザインは、ファエンツァ(トロロッソの本拠地)で行われている。レッドブル・テクノロジーからもたらされる唯一のモノは、共同で設計されたギヤボックスの内部だ。なぜなら、我々が独自に必要とするモノが時折あるからだ」

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この記事について
シリーズ F1
チーム トロロッソ
記事タイプ 速報ニュース