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ホンダ長谷川総責任者「何も為す術なく終わってしまった」:F1日本GP

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ホンダ長谷川総責任者「何も為す術なく終わってしまった」:F1日本GP
執筆:
2016/10/10 0:09

アロンソ16位、バトン18位という結果に終わった日本GP。レース終了後にホンダの長谷川祐介F1プロジェクト総責任者が会見に応じた。

Fernando Alonso, McLaren MP4-31
Jenson Button, McLaren MP4-31
Fernando Alonso, McLaren MP4-31
Jenson Button, McLaren MP4-31
Jenson Button, McLaren
Fernando Alonso, McLaren Honda
Stoffel Vandoorne, third driver, McLaren F1 Team drives the 1989 McLaren MP4/5 of Alain Prost
Stoffel Vandoorne, third driver, McLaren F1 Team drives the 1989 McLaren MP4/5 of Alain Prost

 F1グランプリ復帰2年目のホンダは、マクラーレンと組んで日本GPを戦った。その日本GPはフェルナンド・アロンソが16位、ジェンソン・バトンが18位と散々な結果だった。まさかここまで下位に埋もれるとは、当事者であるホンダ関係者も予想していなかったようで、レース後のホンダ側責任者である長谷川祐介の囲み会見はまるでお通夜のようだった。

「ロングランのペースは悪くなかったし、2ストップ作戦も間違ってはいなかったと思うが、とにかく何も為す術なく終わってしまった」と長谷川は肩を落とした。

 予選も不調でアロンソは15番グリッド、バトンは17番グリッドだった。バトンは予選後にパワーユニットを交換して35グリッド降格、結局最後尾からのスタートになった。

 この予選順位がレースの経過、結果に影響したことは確かだが、それでももう少し違った結果を出す手はあったかも知れない、と長谷川は言う。それは、レースの戦略を意味するが、ドライバーの意見を参考にしてクルマのパフォーマンスを正確に評価すれば、戦略で上位に上がれるほど甘くなかったと考えられる。

 バトンは、「最後尾からスタートしたが、前を走るマノーをなかなか抜けなかった。最後にはやっと抜いたが、フラストレーションの溜まるレースだった」と白状する。アロンソは、「ストレートスピードが遅い」と苦言を呈す。2人のドライバーの言葉は同じ意味だ。そして、ストレートスピードが不足気味と言うことは、パワーユニットのパワー不足を指す。噂ではメルセデスのパワーユニットに比べてホンダのそれは50馬力以上低いのではないか、とさえ言われる。それだけの差があればトップグループへの追随が無理なことは当然ながら、下位チームのクルマを捕らえるのも難しいはずだ。

 パワーユニットだけが問題かと言えば、もちろんそんなことはない。レーシングカー技術に精通した人によれば、マクラーレンのサスペンションにも問題があるのではないか、という。そのせいでメカニカルグリップ性能が十分ではなく、コーナリングでタイムを失うのではと。

 鈴鹿サーキットはコーナリング性能がタイムに大きく影響を及ぼすサーキットだ。コーナーへの飛び込み、出口でのトラクションが十分でなければ、とても好タイムは出せない。ダウンフォースも不足気味だろう。つまり、マクラーレン・ホンダとしてのトータル・パフォーマンス不足と言うしかない。

 ホンダの長谷川は、シャシーの性能不足にも含みを持たせながらも、「我々はパワーユニットの性能向上に努める」と言った。パワーユニットを提供しているホンダの責任者としてはこう言うのが精一杯だったのだろう。そして会見の最後にこう結んだ。

「鈴鹿サーキットで遅いのは、クルマが悪いということに尽きます」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 日本GP
ロケーション 鈴鹿サーキット
執筆者 赤井邦彦