ホンダ、イタリアGPでバンドーンが抱えたMGU-Kの問題を調査中
ホンダはイタリアGPでバンドーンが抱えたMGU-Kの問題を調査しており、予選で抱えた問題と同じ原因があるのではないかとみている。





マクラーレンのストフェル・バンドーンはイタリアGPでトップ近辺を走行し、最高位7番手につけていた。しかしレース途中でパワー不足を感知したバンドーンはピットに戻り、そのままリタイアとなった。
ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介はこの問題を調査しており、予選終盤で発生したのと同じ問題を抱えた可能性があると考えているようだ。
バンドーンは予選Q3進出した時、MGU-Kのシャフトに何らかのトラブルを抱えていた。しかしレース開始前までにそれを解決する十分な時間が残されていなかったという。
「エンジンはまだ壊れていませんが、MGU-Kが機能していなかったのは確かです」
「もしかすると土曜日と同じ問題かもしれません。ドライブシャフトは完全に壊れていませんでしたが」
またホンダは、土曜日のセッションでMGU-Kのシャフトが破損した原因はわかっておらず、それは走行距離が短かったため、未だ突き止めることができていないという。
「走行できた距離は僅かでした。我々は土曜日に新しいシャフトを投入しています。そのシャフトはたったの200kmしか走行できていません。日曜日もほとんど同じ走行距離でした。通常であれば800km以上は走れるはずなのですが」
長谷川は走行距離をコントロールするべく、あらゆるパーツを頻繁に組み替えているという。
「我々はマイレージの問題を抱えていたため、その対策です」
「イベント毎にパーツを組み替えて、マイレージコントロールしています」
さらに、シンガポールGPでペナルティを受けずにMGU-Kシャフトを交換することが可能であることを長谷川は付け足した。
破損したパーツはさくらの研究所に送られ、根本的な原因を調査されるという。
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | イタリアGP |
ロケーション | アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ |
ドライバー | ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |
執筆者 | Lawrence Barretto |
ホンダ、イタリアGPでバンドーンが抱えたMGU-Kの問題を調査中
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