ホンダ「良いポジションに入ることができるパッケージがあった」
マクラーレン・ホンダはシンガポールGPで力強いパフォーマンスを見せたが、アロンソはリタイア、バンドーンは7位に終わった。

今年のF1シンガポールGPは、史上初めてウエットレースで行われた。
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、スーパースタートを決めて一気に3番手付近まで浮上するも、接触してコントロールを失ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とキミ・ライコネン(フェラーリ)に激突され、コース外に弾き出されてしまった。アロンソはコースに復帰したものの、接触の際にマシンの左側面に大ダメージを負っており、レース序盤にリタイアする結果となってしまった。
一方、チームメイトのストフェル・バンドーンはスタート直後の混乱をくぐり抜け、その後も粘り強く走り続けて7位入賞を果たした。
ホンダのF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介は、今回のレースを次のように振り返っている。
「スタート直前に降り出した激しい雨は、今日のレースを非常に難しいモノにしました」
「フェルナンドは素晴らしいスタートを切りましたが、ターン1で不運な事故に巻き込まれ、最終的にはその被害のために8周でリタイアしました。彼が走り続けていれば、先頭グループでレースをすることができたと思います。チーム全員にとって非常に残念な結果でした」
「ストフェルのペースは非常に力強く、ライバルをオーバーテイクするなど、信じられないほど素晴らしいレースをしました。ここではオーバーテイクはとても難しいのです。最終的に彼は7位でのフィニッシュを果たし、今季最高の結果を残しました。そして、チームにとって貴重なポイントを獲得しました。彼は今日、素晴らしい仕事をしました」
「今日の我々は、アクシデントがなければ、良いポジションで終わることができるパッケージを持っていました。トップ10に1台のマシンを入れることができたのは、チームにとってポジティブな一歩でした」
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この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | シンガポールGP |
サブイベント | Sunday Race |
ロケーション | シンガポール市街地コース |
ドライバー | フェルナンド アロンソ , ストフェル バンドーン |
チーム | マクラーレン |